言い訳を並べて。
2026年5月28日 17時09分こんにちは、村瀬です。
5月も最終週となり、夏の入口をくぐった様子ですね。
しっかりと身体が堪(こた)えており、
「老化」という言葉が胸にジンと響くこの頃です。
先週、
教頭先生と校務主任のM先生、事務主任のTさんとで、
「老眼」の話で盛り上がりました。
Tさんが、
「老眼はある日突然やってくる」
という恐ろしい発言をされました。
まるで啓発川柳(せんりゅう)のようです。
加えて、
「遠いものがよく見えるようになる」
と、前向きなのかどうなのか分からない情報をくれました。
そういえば最近、
遠方のものがくっきり見えるようになってきた気がする、
と、少し震えていたら、
「私は両方見えにくいです」
と、教頭先生がおっしゃりました。
なんだか、場が切なくなりかけたので、
「村瀬は、明日が見えません」
と、フォローの言葉を残すと、
「詩的な言葉で素敵ですね」
と、M先生がほめてくださりました。
しかしその後、
「いや、誰も見えやしないよ。
『一寸先は闇』だよ」
と、Tさんが至極(しごく)真っ当なことを言い、
最後はみんなでため息をつき、
職員室の二酸化炭素量を増加させたのでした。
一方で、多くの子どもたちは、
今週も元気溌剌(はつらつ)な姿で運動場を駆(か)け回っています。
一昨日、
いいなあ、
その元気、ほしいなあ、と、うなだれながら、
職員室の窓から体育に励む子どもたちの様子を見ておりました。
そのとき、気付いてしまったのです。
職員室前の植え込みが、
モジャモジャであることに。
いや、気付いていなかったのではなく、
見て見ぬふりをしていた、
といった方が正確でしょう。
暑いしなあ、身体しんどいしなあ、
どうせ刈ってもすぐモジャモジャに戻るしなあ。
そんな言い訳を並べながら。
しかし、体育が苦手だと言っていた少年が、
ハードルを懸命に跳んでいる姿を目にしたとき、
村瀬はハッとさせられ、猛烈に反省しました。
ああだこうだ言う前に、
やるべきことをやろう、と。
久しぶりに「かりあげくん」(植木用電動ばりかん)を手にし、
作業開始です。
バリバリバリバリ、刈りあげていきます。
ただ、ツツジなど、まだきれいに咲き誇っている花もあるので、
その辺りは慎重になりながら、バリバリバリバリ。
通り掛かった2年生が声をかけてきました。
「村瀬、何やってるの?」
「暑くなってきたから、
植物さんを散髪(さんぱつ)してあげてるの」
「ふーん。
そんなに切ったらかわいそうじゃないの?」
「大丈夫。
植物さんは強いから、
大事なところを切らなければまたすぐモサモサになるんだよ」
「村瀬、大事なところ切りそうな顔してるよ」
「・・・」
「気を付けてよ」
「・・・うん・・・」
そんな激励の言葉を胸に、作業を続けます。
案の定、汗だくです。
ですが、なんだか気持ちいい。
おまけに、下校に向かう様々な学年の子どもたちから、
「ありがとう」「がんばってね」
「また、手、けがしないでね」(かつてやらかしました)
など、あたたかい言葉までもらえました。
途中、かりあげくんが機嫌を悪くし、
それをなだめて(修理して)いたため、
予定していた場所すべてを整えることはできませんでしたが、
それでも、開始前に比べたらずいぶんとさっぱりしました。
おかげで身体はちゃんとボロボロになりましたが、
いつもよりぐっすり眠れた気がします。
老体にムチを打ってよかったなあ、
と、腰をさすりながらしみじみ思いました。
まあ、今朝確認したところ、
ツンツンと植え込みの間から顔を出す植物が、
いくつも見られましたがね。
でもそれも、
再びエクササイズにつなげるよい機会。
あんちえいじんぐにつなげるぞ、
と、ハードル少年のおかげで、
いつもより前向きな気持ちの村瀬なのです。
それでは、また。