「脳からみた学習と成長」
2023年5月16日 08時34分昨日、ある研修会にて、東京大学薬学部教授の池谷裕二氏の講演をお聞きしました。脳の健康について探究、テレビ番組出演、多くの著書出版など多方面に渡ってご活躍されてみえる方です。演題は「脳からみた学習と成長」。どうしたら勉強がはかどるのか、科学的見地からお話いただきました。根拠に基づいたお話で、これからそうしてみたいな、子どもたちや先生たにも伝えたいな、思う場面がたくさんありました。録画・録音禁止だったため、講演と同時進行で必死にメモをとり、以下に要点をまとめてみました。うまくまとまっていませんが・・・・。少しでも参考になることがあれば生活に取り入れてみてはいかがですか。
◎ 睡眠は大切であり、睡眠中に記憶が整理される。昼寝も睡眠効果がある。
◎ 勉強は夜型の方がよい。寝る前1~2時間前が記憶のゴールデンアワーである。
◎ 同じ時間に起床、勉強、就寝のルーティン化は認知負荷を低減させる。時差ぼけ脳に良くない。
◎ 同時に複数のことを行わない。スマホをしながら何かする、勉強机の周りに余計のものがある、などは集中力が阻害される。
◎ 平均的に40分間で5~10分間の休憩。休憩中は何もしない。ぼぅーっとする。
◎ 勉強場所を時々変える。
◎ 学習はつらい方が定着しやすい。
◎ テストを学習に取り入れる。テストを計測手段から学習ツールへ。反復テスト法が効果的。
◎ よい姿勢。よい表情。脳は体を参考にしてきたため、顔(表情)と体(姿勢)を矛盾させると体(姿勢)が優先される。まずは「動いてみる」ことから。
◎ 結果よりもプロセス重視。ex)「よくやったね」「がんばったね」→○、「よい成績だね」「かしこいね」→×
◎ 楽しく学ぶ。
講演の要点は以上です。
文責:生活を見直し、何から改善していこうか思案中の校長