馬渕選手の体育の授業は、6年生を対象に行いました。
始めに馬渕選手からこんな提案がありました。
1 苦手だ、できないと思ってもチャレンジすること
2 思いっきり友達と協力し合うこと
3 思いっきり楽しむこと
これらを授業の目当てとして子供たちに提案されました。
簡単なストレッチの後、頭の理解速度を高める反応練習や体を使ったジャンケンなど、
楽しみながら体を動かすことを前半に行いました。
後半は、バッティングにチャレンジということで、まずは馬渕選手がバッティングを披露してくれました。その後、4つに分かれ、全員がティーバッティングをしました。
最後に、子供たちに金メダルを披露してくださいました。
メダルを手にとってじっくり眺めていたり、自分の首にかけてみたりするなど、実際の金メダルに触れて嬉しそうでした。
また、質問タイムでは、オリンピック出場までの話やその後の経歴など、子供たちの質問に対して丁寧に答えてくださいました。
「トンネルをしないためには」「バッティングがうまくなるためには」「上手に投げるには」など、実技に関する質問にも本人に直接指導してくださいました。
講話の中で、
「小さい頃は水泳の選手としてオリンピックを夢見て、途中からソフトボールでオリンピック出場の夢を果たそうと努力してきた。アテネオリンピックの時、あと一歩のところで日本代表に選出されず出場できなくなり、とてもショックだった。けれども、思い直して何としても夢を果たそうと練習を重ねて次の北京オリンピックでは日本代表として出場し、金メダルを取ることができた。夢をあきらめず、夢をつかむために何が必要なのかを考えた。」
と自身の経験を振り返り、夢に向かって自分の足りないところ、必要なことを考えて努力することの大切さを語られました。まさに、校訓の
「夢を拓く ~夢をもち、その実現に向かって努力する児童の育成~」について、体験談をもとに子供たちに説いてくださいました。
常に明るく陽気に、子供たちに声をかけ、一緒に運動をしてくださり、体を動かす楽しさを教えてくださいました。
馬渕選手、本当にありがとうございました。