始業式では、まず児童にこの地震の話をするとともに、全校で黙祷を捧げさせていただきました。コロナ禍が収まり、平常が戻り始め、日々の生活を何も考えず当たり前に過ごしていた自分を反省しました。当たり前に過ごせることに感謝をしなければと。頭の中をよぎったのは、昨年度の卒業式で卒業生が歌った「いのちの歌」のフレーズでした。

♪　本当にだいじなものは

隠れて見えない

ささやかすぎる日々の中に

かけがえない喜びがある　♪

　被災地の方々には大変申し訳ありませんが、当たり前に過ごせることのありがたさを児童には感じてもらいたいと思います。

後半では、令和６年の干支について話をしました。

甲辰　（きのえたつ）

甲（きのえ）は、物事に対して耐え忍ぶ状態を表し、生命や物事の始まり、成長も意味します。

また、辰（たつ）は、「振るう」という文字に由来しており、自然万物が振動し、草木が成長して活力が旺盛になる状態を表します。

この２つが合わさった令和６年は、新しいことに挑戦するとか、今まで着々と努力を重ねて頑張ってきたことが成果として表れるとか、良い年であると言われていることを伝え、その点を意識して今年を過ごすと、良い年になるのではないかなと話をしました。

　日常の生活に感謝をしながら、児童にとって良い年になるよう、頑張っていきたいと思います。

　本年もよろしくお願いいたします。