香久っ子だより

素晴らしい心遣い!!

2024年3月12日 15時57分

昨日3月11日は、東日本大震災から13年にあたる日でした。朝、職員室でも東日本大震災のことを話題にして話をしておりました。

登校指導の時刻が来たので、職員室を離れ、いつもの交差点に行きました。いつもと同じように、元気に「おはようございます」と挨拶をして横断していく子供たち。いつもの朝の光景、時間が流れていきました。そして、登校してくる子供たちを見送った後、いつもと同じように、東門と南門を閉め、くるりと向きを変え、南門から校舎を眺めました。きれいに塗り替えられた南棟の校舎、その背景にある青い空。いつもの落ち着いた学校の朝を迎えられたことをありがたく思い、歩み始めました。

んっ!! 1つだけ、いつもと違う。

違和感を覚えました。

掲揚塔の国旗、市旗、校旗が半旗になっている!!

自分がお願いした訳でもなく、職員の誰かが子供に指示したのかなと思って、職員室で聞いてみても知らないとのこと。

確認してみると・・・。

毎朝、国旗、市旗、校旗の掲揚を児童会役員が担当しています。その中の5年生の役員が

「今日は東日本大震災があってから13年で、今日のような日は旗を半分くらいにするんだよ。」

と話したようで、それで半旗の掲揚になっていたということが分かりました。

その役員の子は防災意識の高く、日頃からさまざまなことを進んで調べていて詳しいそうです。

 それにしても、5年生の子が弔意を表すために自身の判断で半旗の掲揚を呼びかける、

本当に素晴らしい行いだと感心しました。

 これに加えて、地震発生時刻に合わせて、自主的に友達と一緒に黙祷をしたと聞きました。

 子供の心の成長に驚くとともに、さりげない心遣いができる子供たちを誇りに思います。

学年等からのたより