6月9日(金)救急救命講習(6年生・職員)
2023年6月9日 09時03分昨日の先生方の救命救急講習に引き続き、今日も尾三消防の方に来ていただき6年生が講習を受けました。
先ずは、6年生の講習の様子をお伝えします。「今までに救急救命の講習会を受けたことがある人はいるか」という質問に対して一人も手を挙げなかったので、全員が今日初めての救急救命の講習だったようです。
始めに、心臓突然死が一年間に7万人もいる話を聞いて誰にでも起こり得ることなんだと認識しました。そして次に、もし突然目の前で人が倒れたらどうしら良いか動画で学びました。その後、胸骨圧迫を実際に体験しました。動画で胸骨圧迫の仕方について見た後、ピンクのハートの形をしたクッションのような物を人の身体に例えて実践しました。2回目は連続100回も押したため、終わった後は子どもたちから自然と「はぁ」と声がもれていました。実際は、疲れる前に複数人で交代するのが理想だそうです。また、テンポが速過ぎてもよくないことを教えていただきました。最後にAEDの使用方法について学んで終わりました。
次に、昨日の先生方の救急救命講習について紹介します。これは、毎年プールの授業が始まる前に必ず実施しています。教職経験が長いほど、経験回数が多くなります。力は減退しているような気もしますが…。今回は、三場面に分けて実践してみました。「倒れた人を見付けたとき」「胸骨圧迫をするとき」「AEDを使用するとき」です。まずは倒れた人を見付けたら、周囲の安全確保を確認して人を呼んで救急車を呼んでもらうこと、AEDを持ってきてもらうことを依頼します。そして呼吸があるか確認します。
呼吸を感じられなければ胸骨圧迫をします。心臓は体の真ん中にあるので、そこに手のひらの下の方を当てて、両手で肘を曲げずに垂直に押します。体の3分の1程度へこむように押すそうです。子どもの場合は5~6センチだそうです。それでも全身の血液の3割程度しか循環しないそうで、中断するとすぐに血圧が下がってしまうため、できる限り中断しないよう向き合ってやると良いとのこと。次にAEDの使用方法ですが、心臓をはさむように二か所貼ること、電気ショックを与える瞬間に他の人が触ってしまうことのないように注意するよう教えていただきました。最後は、プールでの事故を想定して、児童役、職員室の職員等役割を決めて実践しました。今後、何もなければないことを祈りつつ、いざというときはチームワークよく対応できるようにしておきます。
電気が走るので、触らないでと注意しているところと、胸骨圧迫を三人態勢で交代しながら行っているところです。