初めは、子どもたちが運動会で踊った「いしかりシャケサンバ」を、クラリネット、ピアノ、パーカッションの演奏で始まりました。その後、グループ名の『クピパトリオ』の紹介がありました。クラリネット・ピアノ・パーカッションの楽器等を使って演奏する3人組という意味のグループだそうです。
「Immer Kleiner」の曲は、演奏が進むにつれて何かが変わっていく、それは何でしょうか?というクイズが出題されました。
① 曲の音の大きさがだんだん小さくなっていく
② 楽器がだんだん小さくなっていく
③ 演奏者がだんだん減っていく(いなくなっていく)
の3択問題でした。私が見た学級の子どもたちの予想は、①がほとんど、②が2人、③がなしでした。演奏が始まり、途中からクラリネットが下の部分から切り離されていき、どんどん短くなって最後は口元だけの演奏となりました。
予想外の結果に子どもたちも驚いていました。
どこかの「ビフォー・〇〇」の番組で流れていたBGMとともに、クラリネットの楽器紹介とあいさつがありました。次に、ピアノの紹介とともに、「竈門炭治郎のうた」の演奏を聴き、あのアニメの名シーンが思い出されました。「笑点のテーマ」でパーカッションの数々の楽器が紹介され、さまざまな楽器の奏でる音に触れました。
その後、子どもたちの参加型の形式の演奏会となりました。代表の子どもたちによって打楽器で「いしかりシャケサンバ」を、子どもたち全員がカスタネットを持って「黒猫のタンゴ」、そしてリコーダーで「もののけ姫」を演奏しました。
最後は、「情熱大陸」の曲で、手拍子とともに自然に身体を揺らして音を感じ取って聴いている子どもたちの姿が見られ、45分の授業があっという間に終わりました。
続いて昼休みには、としょくんちのフロアを使って、2,3年生向けのミニコンサートがありました。曲目は、以下のとおりです。
・ クラリネットポルカ ・ にっしん体操 ・ 限界突破×サバイバー
・ いしかりシャケサンバ ・ 竈門炭治郎のうた ・ 情熱大陸
としょくんちには2,3年生が集まっていましたが、吹き抜けの3階には高学年も演奏を見ようと集まり、予想を超える子どもたちでちょっとしたコンサートホールでの演奏会となりました。
15分くらいという短く、限られた時間の中、午前中の授業の曲からチョイスして、陽気に演奏してくださり、集まった大勢の子どもたちものせられて手拍子とともに、楽しく聴くことができました。休み時間が終わり、後ろ髪を引かれながら帰っていく子どもたちが名残惜しそうで、とても印象的でした。
昨年に引き続き、「学校音楽アウトリーチ(出張演奏会)」を行うことができ、良かったと思います。音楽は本当に心を温かく、陽気にしてくれるものだなあと改めて思わせていただきました。しかも目の前で、生演奏で聴かせてもらえることに幸せを感じるとともに、『クピパトリオ』の皆さんや、日進市の関係者の方に感謝をいたします。素敵な場を与えていただき、ありがとうございました。