運動会で定番のように使われる「天国と地獄」がオープニングの曲として演奏され、今年の運動会の徒競走やリレーをきっと想像したのではないでしょうか。続いて、3名のオペラ歌手の方が登場し、最古CM曲といわれている「フニクリ・フニクラ」をオーケストラの演奏に合わせて歌を披露してくれました。替え歌の「鬼のパンツ」などで耳にしたことがある曲でした。

そして、5月のワークショップで歌唱指導をしてもらった「believe」を、今回はオーケストラの演奏で歌いました。こんなことは、めったにあるものではないと思うのですが、意外に子どもたちはいたって普通に元気よく歌っていたのが、印象的でした。大人になってから気づくのかなと思いました。

次に、指揮者体験ということで3名の児童が選ばれ、ハンガリー舞曲第5番の短縮バージョンを指揮しました。低学年の部では超スローな振りになり、演奏者の方も合わせることが大変そうでしたが、笑顔と拍手で、小さな指揮者の頑張りを称えてくださいました。


和んだところで、「シャンパンの歌(乾杯の歌)」で場をさらに盛り上げていただきました。シャンパングラスを手に、子どもたちと「乾杯」と歌いながら回り、6年生は水筒を手に「乾杯」と合わせる子どももおり、楽しく聴きました。
最後に、『組曲「惑星」より木星』の演奏を聴きました。ジュピターといった方が分かりやすいかもしれません。弦、木管、金管それぞれの楽器の音色の響き、それが合わさったバランスがとても良く、生で初めて聴いて、鳥肌が立ち驚きました。

プラス1ということで、今日のために、香久山小学校の校歌「未来へ」をオーケストラバージョンに編曲してプレゼントしてくださいました。司会の方が、なじみのある曲をと言って初めの小節をオーケストラが演奏すると、「あっ、これ!」と驚いて周りの子と顔を見合わせる姿が見られ、サプライズになりました。
お昼のリハーサルの時に、聴かせていただきました。バイオリンやビオラをはじめとした弦楽器の音色が素晴らしく身体に響きわたり、ピアノ伴奏とは比べものにならないくらい深みがあって、感動しました。鳥のように空からこの香久山小学校を見渡しているかのような優雅な曲想となっていて、香久山小学校の貴重な大きな宝物になりました。残念ながら子どもたちは一緒に歌いながらでしたので、オーケストラの響きを感じ取ることはできなかったと思います。
60名を超える有名な名古屋フィルハーモニー交響楽団の方が本校に来て、プロの演奏を披露していただいたことは、子どもたちにとっても、我々教職員にとっても、忘れられない大変な貴重な時間となりました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

本日のプログラムは、以下のとおりです。
1 天国と地獄
2 ナポリ民謡「フニクリ・フニクラ」
3 believe
4 ハンガリー舞曲第5番(指揮者体験)
5 オペレッタ「コウモリ」よりシャンパンの歌
6 組曲「惑星」より木星
プレゼント 香久山小学校校歌「未来へ」