香久っ子だより

秋を感じて・・・

2021年10月11日 15時51分

先週、朝、登校指導に行くため、来賓玄関を出ると、とてもいい香りがしました。キンモクセイ(金木犀)です。

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さわやかなそよ風に乗って、このキンモクセイのいい香りがすると、自然と心も穏やかになります。

少し調べてみると、キンモクセイの仲間に、ギンモクセイという木もあるそうで、違いは花の色。名前の通り、キンモクセイはオレンジ色をしており金色に見えるところから、ギンモクセイは白色で、金色に対して銀色と例えられたところからのようです。キンモクセイの花は、低血圧症、不眠症の薬用にされることもあり、花の成分を含んだお茶やお酒を飲むそうです。

しかし、今朝行くと、もうあの甘い香りとオレンジ色の花はなくなっていました。たった1週間という短く、限定された期間だったことに気付いて少し残念に思いました。

 

南門を開けるために、運動場へのスロープを下っていくと、バキッと音がしたりズルッと滑ったりすることが最近増えてきました。老化現象かなと一瞬思ったりもしますが、犯人がいました。ドングリの仕業でした。南館の前のスペースと運動場との間にあるシラカシの実でした。

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気付かないうちに、枝には実(ドングリ)が鈴なりになっていました。ドングリを見ると、ドングリごま→生活科→秋祭りと頭の中を巡っていきます。完全な職業病だなと思います。

 

南門を開けて再び東門へと行き、門から出たところの花壇に、植えたホウキグサが赤くなりかけています。9月末までは全体が黄緑色で、手を触ると柔らかく気持ちが良いです。10月に入ると、茎がだんだんと赤くなり始め、また茎のところどころに赤い小さなつぼみがつくようになり、全体が赤く染まっていきます。ところで、ホウキグサと呼んでいますが、「ホウキギ」というのが正しい名前のようです。ホームセンターの苗木コーナーでは、「コキア」という名前の方が馴染みがあるのではないでしょうか。

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「ホウキ」とあるように、秋の深まりとともに柔らかくサラサラしていたのがカチカチになっていくので、昔はそれを束ねてほうきとして利用したそうです。

 

 「校長先生、何してるの?」

 「秋を見つけてるの。」

 「へぇ、どこにあるの?」

子どもたちと会話をしながら、秋を楽しんでいる今日この頃です。

学年等からのたより