訓練用の緊急地震速報のアナウンスを放送し、速やかに身の安全確保ということで、教室内の子どもたちは机の下にもぐり、運動場で活動中の子どもたちは少し中央に移動して身をかがめて１次避難をしました。
その後、「理科室から火災が発生しました。これから運動場へ避難します。避難する道にガラスが散らばっていたり、物が倒れていたりするかもしれません。足下に気を付けて、慌てずに運動場へ避難してください。」の放送で、子どもたちは運動場へ避難し、所定の場所に整列をしました。
運動場への避難（２次避難）は比較的スムーズにできました。「お・は・し・も」（おさない・はしらない・しゃべらない・もどらない）の注意事項もほぼ守れたように思います。
今回は、「防災の日」についてや「南海トラフ地震」についてのお決まりの話はやめて、避難に視点を当てて話をしました。「お・は・し・も」の避難時の注意事項の徹底は身に付いてきているので、『聞く』ということに重点を置いて話しました。２次避難を指示する放送をどれだけ聞いているかを子どもたちに問うてみました。
①「どこで火災が発生したか」→「理科室」
☆ 自分のいる場所から火災発生の理科室の位置関係を頭の中でイメージできるか？
→ 火災から遠ざかるように避難ルートを考えること
②「放送でどんなことに気を付けて避難するよう指示があったか」→「ガラスの破片の散乱や物の転倒など、足下に気を付ける」
☆ 指示を最後までしっかりと聞いているか？
→ すぐに避難を考えず、情報や指示をしっかりと聞く冷静さが大事であること
この２点について子どもたちに確認をしました。そして、自分の命を守るためにはよく『聞く』ことが大事で、これらを意識して“賢く避難する”ようにと伝えました。