【赤池小】本日(3.14)は数学の日。算数と数学を考える
2022年3月14日 10時27分本日3/14は数学の日です。日付が円周率π(パイ)の近似値3.14であることから日本数学検定協会が「数学を生涯学習として、子供から大人まで楽しめるものに発展させよう」と制定しました。下の写真は3年算数、そろばんの授業の様子です。昔から学習の基礎は「読み・書き・そろばん」と言われてきました。そろばんは数の仕組みをうまく利用することで、素早く正確に計算できる道具です。算数の時間に扱うことで計算処理のよさを味わって欲しいです。
算数は、実用的な計算をする力を養う教科です。それに対して、数学は、ものごとの意味合いやプロセスを数字や記号を用いて論理的に考察し、説明する力(数学的見方・考え方)を養う教科です。よく「算数は日常生活の中でお金の計算とかで必要なのは分かるが、数学を学習する意味が分からない」と聞きます。これは、数学的な見方・考え方が日常生活の中で十分に発揮されていることが実感できないことが原因だと思います。例えば、中学校数学の一番はじめは「正の数・負の数」です。ここでは、計算処理に多くの時間を使いますが、「基準をはっきりさせる」ことが大切になってきます。「0(ゼロ)」を基準にして正の数と負の数に区別できることを使って世の中の多くのことがうまく説明できるよさを味わって欲しいです。「分かっているんだけど、うまく説明できない」を解消してくれるのが数学です。私は「数学を学習することで生活が豊かになる」と考えています。それはものの見方・考え方に通じるところが大きいです。
と長々と書きました。こういう理屈っぽいところ、数学嫌いを増やしてしまうのでしょうか。