東の方でぶつぶつぶつ・・・

想定内、想定外。

2025年5月23日 16時22分

こんにちは、村瀬です。

今日は雲がうすく広がり、風もほどほどに流れ、

とても過ごしやすい気候となっております。

市内ではいくつかの小学校で運動会が開催されています。

とてもいい環境の中で実施できて何よりです。

昨日の午後のような陽気ではなくてよかったですね。

 

オフィシャルぶろぐ「本日のオレンジキッズ」にて記したように、

昨日は「引き渡し訓練」を実施しました。

内容が重なりますが、

大きな混乱はなく、予定した時間内に全家庭への引き渡しも完了するなど、

東小の保護者の皆さんの学校に対するあたたかい協力体制が、

鮮明に表れた訓練となりました。

教職員一同、心から感謝しております。

本当にありがとうございました。

 

これまた内容が重複しますが、

村瀬が何より感動したことは、

徒歩や自転車で来校していただいた方が、

想定していたよりもはるかに多く見られたことです。

 

一斉に引き渡しをすると、おそらく駐車場がすぐパンクするだろう。

時間差をつけるのはどうだろう。

しかし、差をつけすぎると、帰宅時間が大幅に遅れる家庭もでてくる。

何分くらいの間隔が適切なんだろう。

出入り口がつまる恐れもある。

それを解消するためには、どのように来てもらえばいいだろう。

何人をどう配置すれば、駐車場の混乱を抑えられるだろう。

今回の訓練に向けて、校務主任のY先生は、

様々な想定をして計画しておりました。

訓練の意義を訴え、

できるだけ徒歩や自転車で来ていただけるよう、

何度もコドモンで配信したのは、

きっと東小の保護者のみなさんなら、

ご理解やご協力をいただけると予想したからです。

 

結果、想定内の出来事で収まり、

無事に終えることができたのでした。

唯一想定外だったのは、

先にも伝えましたように、徒歩・自転車組の多さです。

近くにお住まいの方だけでなく、

三本木ニュータウンや南山エピック、さらには三が峯など、

遠方から徒歩で来られた方も大勢おりました。

そんな方々のおかげで、

駐車場はパンクせずにすみ、

大きな渋滞等も起こらず、

近隣の住民の方々への負担を小さくすることができたかと思います。

炎天下の中、

汗を流し、ご来校いただいた多くの皆さん、

改めて感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

ところで、話は変わりますが、

引き渡し訓練の前日、

村瀬に想定外のことが起こりました。

所用により遠方にいた相方から、午前中連絡が入りました。

息子まいける(通称)の学校で、

午後、欠席は望ましくない説明会があるから参加せよ、と。

あまりの急な命令にあたふたする村瀬を見て、

校長先生や教頭先生から、

「これ以上家庭での立場を失いたくなければ行くべきだ」

と、大変的を射たご指摘をいただき、

参加する運びとなりました。

 

まいけるが通う中学校も本校と同じように、

学校行事には基本的に徒歩や自転車で向かう約束です。

ですので、村瀬も自動車を自宅に置きました。

ちなみに我が家から中学校までは、

三本木ニュータウンから東小学校までと同等の、

なかなかの距離です。

自転車で向かおうと考えましたが、

ふと、「引き渡し訓練」のことを思い出しました。

そこで、折角の機会だから、

有事が起こった時を想定し、いろいろ観察しながら、

歩いて向かうことにしました。

 

もしもこの道路が封鎖されてしまったらどうしよう。

そうか、徒歩ならこの道は通行可能かもしれない。

この橋が崩れたり、冠水してしまったら。

なるほど、あの道なら川を渡ることができそうだ。

一時的に避難するなら、あの建物は頑丈そうだな。

などなど、いろいろな想定をしながら歩を進めました。

 

ちなみに村瀬、年に数回、

休みの日に学校まで歩いていくようにしています。

散歩という、

なかなかシルバーな趣味をもっているから、

という理由だけではありません。

有事が起きた際に、いかにして学校に辿り着くか、

確認する意味もあります。

こんな村瀬でも、少しは公務員の自覚をもっているのです。

えっへん。

 

日々通勤路として使用している道でも、

歩いてみて初めて気付くことがたくさんあります。

村瀬の通勤路は、大きな地震が起きてしまうと、

倒壊の危険があるものにあふれています。

ならば、あっちに迂回、こっちに迂回と、

いくつかのルートを自分の中で用意しております。

 

学校においても、様々なシミュレーションを行います。

そのための各種訓練です。

訓練を重ねることで「想定内」の出来事を一つでも増やしていく。

それが、私たちにできる、

簡単に「想定外」を起こしていく災害に対しての、

最大限の行動なのではないでしょうか。

 

さて、中学校に向かった村瀬に、

想定外の出来事が巻き起こります。

履き慣れていないおニューの安い革靴であったため、

両かかとが「靴ずれ」を起こしました。

なかなかの痛さに、怪(あや)しげな歩き方になってしまい、

中学生に不思議そうな目で見られました。

また、どういうわけだか、

説明会の会場に一番乗りとなってしまいました。

ええい、こうなったら、気合いを入れて話を聞いてやろう。

そう思い、最前列に陣取ります。

すると、肩をたたかれ、

「あの、お父様、大変申し訳ないのですが、

 そちらは生徒の席となっております」

と、中学校の先生に指摘されました。

赤面する村瀬。

クスクス笑う後方の保護者。

もし次に説明会に参加するときは、

様々なシミュレーションをして想定内を増やしてから臨もう。

そう誓う、父村瀬なのでした。

 

それでは、また。