香久っ子だより

明日の夜、「レッドスーパームーン」をお子さんと一緒に見てみませんか

2021年5月25日 12時24分

 本日、4~6年生の児童に『星空ニュース』という便りを配付しました。

 3年生から下の学年については内容が難しくなるので、配付をやめましたが、保護者の方がHPをご覧になるかもしれないと思い、お知らせをいたします。

 テレビ等でも報道されるかもしれませんが、明日、日本で皆既月食が見られます。また、今年の満月の中で最も地球に近づく満月ということで「スーパームーン」と呼ばれています。タイトルにあるように、なぜ「レッドスーパームーン」なのかと言いますと、皆既月食という現象によって月が赤銅色になるからです。

 天気は良さそうなので、時間がありましたら、お子様と一緒にご覧になってはいかがでしょうか。

以下は、児童に配付した便りの抜粋です。(解説のための図は除いてあります。)

「レッドスーパームーン」を見よう!!


今年は、いつもよりかなり早く梅雨(くもりや雨の日が続く時期)になり、異常気象の年なのかなと感じています。明日の天気は、「晴れ時々くもり」。少し安心しました。6年生の皆さんには今朝少しだけお話をしましたが、明日26日の夜、東の空で月食が見られます。6年生の理科で、太陽と月のことについて学習しますが、今回のような月がすっぽり影に隠れてしまう皆既月食(かいきげっしょく)を見られる機会はあまりないので、皆さんにお家で眺めてもらいたいと思ってお知らせします。

今回の皆既月食は、月が地球に今年最も近づいた状態の満月「スーパームーン」といって一番大きく見える満月のときに起こります。少し難しい話になりますが、月は地球の周りをだ円軌道で周回しているため、地球に近づいたり遠ざかったりしています。

明日の名古屋の月の出の時刻は午後6時48分頃で、部分食が始まったつまりかけ始めた状態から東の地平線から上がってきます。皆さんの住んでいる辺りだと周囲の障害物等で7時過ぎにならないと月が見られないかもしれません。だんだんと欠けながら東の空を上がってきて、午後8時9分頃、月全体が地球の影に入ります。影に入ったからといって、月が見えなくなるわけではなく、赤銅色(しゃくどういろ)に染まった月が見られます。この状態が午後8時28分頃に終わり、しだいに月本来の姿が少しずつ見られるようになり、午後10時前に満月に戻ります。

 どうして月食が起きるかについては、右の図にあるように地球の周りを移動している月が、太陽・地球・月の順で一直線上に並んだときに地球の影になるところを通るためです。ちなみに、太陽・月・地球の順で一直線上に並んだときには太陽が月で隠されるという日食という現象が起こります。

 次回月食が見られるのは、2021年11月19日 部分月食、2022年11月  8日 皆既月食 です。

学年等からのたより