校長だより

<朝の会話から>

2021年6月22日 10時58分

 今朝、香久山古窯側のT字路の交差点での登校指導を終え、東門に向かってゆっくりと歩いていると、目に留まるものがありました。ツツジの上に赤い粒々の実。野イチゴでした。実の下の茎を見ると小さいトゲが点々と付いていて爪で少し削り落としてちぎり取りました。小学生の頃、学校までの行き帰り道端の草むらにあり、よく取って食べていたのを思い出しました。甘い実だろうと選んで食べてみても、酸っぱいものばかりで、今度こそはといくつか食べてはみるものの酸っぱくてあきらめたことを懐かしく思いました。

 学校に帰って出会った2年生の子に見せると、「あっ、ヘビイチゴだ。」と言って触ろうとしたとき、茎のトゲに触れてちくっとしてびっくり。「みんなに見せてあげてね。」と言って渡しましたが、その後はどうなったか・・・?

 気になって調べてみると、バラ科キイチゴ属のナワシロイチゴという植物で、6~7月に甘酸っぱい実を付けるそうです。バラ科なのでやっぱりトゲがあるんだなと思いました。ヘビイチゴは円い形の実で、野イチゴのほとんどは白い花が咲くのに対して、ヘビイチゴは黄色い花が咲くという違いがあるそうです。

 今度は、3年生の子に呼ばれました。「校長先生、ホウセンカが白くなっている。」と驚いた様子で話しかけてきました。今、3年生が職員室の前あたりで、一人一人自分の植木鉢でホウセンカを育てています。その場所に連れていかれると、確かにホウセンカの葉が白くなっていました。隣りのものと比べてみても明らかに白い葉でした。どのホウセンカを見ても白い葉なのはこれだけでした。

「不思議だね。急に白くなったわけではないよね。」といろいろ聞いてみましたが、声をかけてきてくれた子のものではなかったので、詳しいことは分からないようでした。「一度、調べてみるといいよ。」と声をかけておきました。

 「気づく」子どもの姿を見てうれしく思いました。この「気づく」能力は、学習においても、また生活の上においても、とても大切なものです。「気づき」によって、学習に深まりが生まれ、また人と人とのコミュニケーションが生まれ、そして相手の気持ちが理解でき、寄り添うことが可能となります。今後も子どもの「気づき」をたくさん育んでいけたらと思います。