<5年 総合的な学習の時間 「行動しよう!自分たちにできること」>
2021年6月23日 15時32分 3限に、5年生が「届けよう 服のチカラ」プロジェクトの出前授業を受けました。今年度、5年生の総合的な学習では、国際理解や社会貢献などをテーマに、1年間学習することになりました。その1つとして、本日の出前授業が設定されました。お馴染みの衣料品会社を傘下にもつ株式会社ファースト・リテイリング事業経営支援部の中山様が遙々東京からお見えになり、子どもたちに講話をしてくださいました。
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の17の目標の中の12番目の『つくる責任 つかう責任』で取り組んでみえる1つのプロジェクトが「届けよう 服のチカラ」です。総合的な学習の一環として、このプロジェクトに参加しようということで出前授業に来ていただきました。
プロジェクトの内容は、着なくなった服を集めて難民や貧困等で生活に苦しむ子どもたちに送るというものです。授業では、このプロジェクトの内容の前に、私たちの生活形態の衣・食・住の衣に着目して、その必要性やそれから得られる効果等について学習した後、難民や世界で生活に苦しむ人々の様子について話や映像を通して説明していただきました。映像では、着なくなった服が回収・輸送され、現地で渡されてその服を着て喜ぶ子どもの姿までを追ったものが紹介されました。
私も授業を受けさせてもらい、大いに勉強になりました。特に印象に残っているのは、現地の子どもたちが受け取った服をまとい、鏡の前で嬉しそうに友達と何度も眺め合っている姿でした。その映像を見ていて、胸が熱くなりました。このプロジェクトは、ただ不必要になった服が必要とする人に渡り、再使用されるだけの活動ではないと感じました。服を着て喜ぶ姿には、本当に幸福感が満ち溢れており、単に物が満たされるだけでなく、人の心を明るく幸せにするところに、このプロジェクトの意味があることに気付かせてもらいました。服から幸服(こうふく)へ。だから、「服のチカラ」なのだと思いました。
子どもたちにはどのように映ったか、また心に響いたか分かりません。でも、このプロジェクトに参加することで、“人に喜んでもらえることができる”、“人のためになる”ということは理解してもらえたように思います。子どもたちの積極的な参加を期待するところであります。