本日、4~6年生の子どもたちに向けて「星空ニュース特別号」を配付しました。連絡不足で子どもたちに渡っていない場合があるとのことでしたので、このたよりの中で伝えようと思います。
星空ニュース 特別号
「しし座流星群」&部分月食
今年もしし座流星群の時期がやってきました。18日未明から明け方にかけて東の空にしし座が見られるようになり、その辺りを中心に流れ星が見られるというものです。2001年には流れ星がたくさん見られ、当時話題になりましたが、今年もと言いたいところですが、満月直前の月明かりの影響がほぼ一晩中あるため、条件は良くないです。また、活動の規模も低調とみられるので、見晴らしが良いところでも1時間あたり数個程度だろうと予想されています。しかし、1つでも流れればラッキーくらいの気持ちで、月から離れた方向を中心に眺めば、幸運に出会えるかもしれませんね。観察の際には防寒の準備を万全に。
そして、翌日の19日(金)は、5月のときに紹介した月食が見られます。今回は部分月食です。月食がどうして起きるのかについては、以前説明しましたが、 もう一度のせておきます。
右の図にあるように地球の周りを移動している月が、太陽・地球・月の順で一直線上に並んだときに地球の影になるところを通るためです。ちなみに、太陽・月・地球の順で一直線上に並んだときには太陽が月で隠されるという日食という現象が起こります。
部分食の始まりは、午後4時18分で、明日の名古屋の月の出の時刻は午後4時41分頃で、つまりかけ始めた状態から東の地平線から上がってきます。だんだんとかけながら東の空を上がってきて、午後6時3分頃、部分食が最大となります。全体の98%くらい影に入るので、赤銅色(しゃくどういろ)に染まった月が見られるのではないかと思います。その後、しだいに月本来の姿が少しずつ見られるようになり、午後7時47分頃に部分食は終わります。
次の月食は、2022年11月8日 皆既月食 です。