初めは、ディズニーの「イッツ ア スモール ワールド」を、クラリネット、ピアノ、パーカッションでの演奏で始まりました。マリンバやさまざまな打楽器を融合させて、一度は聴いたことがある曲をメドレーで演奏していただきました。また、風や雷の音、小鳥のさえずりなどを表現する珍しい楽器、カウベルでも音色の異なるものやサンバで使用するアゴゴを、説明と曲を交えながら紹介してくれました。
途中、子どもたちにとって身近な楽器の鍵盤ハーモニカとソプラノリコーダーと木琴を使って、「情熱大陸」の演奏もあり、自然に身体を揺らして音を感じ取って聴いている子どもたちの姿が見られました。さらに、教科書に載っているパッヘルベルの「カノン」を、持参したリコーダーで一緒に演奏をしました。
一体感のある素晴らしい演奏で、心がほっこりする雰囲気の後、映画ドラえもんの曲「ひまわりの約束」の演奏では、思わず歌ってしまいそうで、心の中で口ずさんでいる子どももいたように思います。
その他にも、テレビ番組やコマーシャル、スーパーなどで、一度は耳にしたことのあるメロディーをアレンジしてメドレーで演奏してくれました。メロディーが変わるたびに、子どもたちが「これ、聴いたことあるよね」と顔を見合わせる場面も見られました。
最後は、教科書の中の曲「ラプソディー・イン・ブルー」の演奏で、授業が終わりました。
そして、昼休みには北棟3階ワークスペースで、4,5年生向けのミニコンサートがありました。
15分くらいという短く、限られた時間を、午前中の授業の曲からチョイスして、陽気に演奏してくださり、集まった4,5年の子どもたちものせられて手拍子とともに、楽しく聴くことができました。あっという間に時間が過ぎ、「クラリネットポルカ」で教室へ帰る子どもたちを見送っていただきました。後ろ髪を引かれながら帰っていく子どもたちが名残惜しそうで、とても印象的でした。
再び、コロナ感染が拡大し始め、不安な世相になってきましたが、今日の演奏会で音楽は本当に心を温かく、陽気にしてくれるものだなあと改めて思わせていただきました。しかも目の前で、生演奏で聴かせてもらえることに幸せを感じるとともに、トリオ・ソレイユの皆さんや、日進市の関係者の方に感謝をいたします。素敵な場を与えていただき、ありがとうございました。