6年生を送る会
2025年3月7日 08時41分本日は、業前の時間から、全校で6年生の門出を祝いました。
企画・準備・運営は、5年生が主体となって行われました。
図画工作の作品を生かして、きれいで幻想的な道を、拍手が鳴り響く中、6年生が入場しました。工夫が凝らされた入場方法に、驚かされます。
入場後、各学年から、心が込められた出し物が6年生に送られました。
1年生からは、ポップで可愛らしい踊りが2曲とメッセージが贈られました。1曲目のタイトルを教務主任は存じ上げませんでしたが(おそらく、最近の曲でしょう)2曲目はおなじみ「チェッコリ」です。6年生も一緒にノリノリで踊っておりました。
3年生の出し物は、鬼をやっつける例の漫画から飛び出してきた登場人物たちの活躍で幕を開けました。そして、歌とリコーダー、感謝の言葉が伝えられました。リコーダーは短い曲なのですが、お別れをモチーフとした曲で、胸に沁みました。
元気にあふれる4年生からは、それを十分に生かして息の合った「ソーラン節」を披露し、6年生を祝福しました。途中、背中にメッセージをつけた舞台が6年生の前へと進み、門出の言葉を伝えました。
2年生は、まず、思い出のスライド写真を流しながら感謝を伝えました。そして、全員が応援団になって6年生に力いっぱいエールを送り、「ゴーゴーゴー」の歌詞をはなむけの言葉に変えて、讃えました。
この会の主催者である5年生は、「栄光の架橋」の歌詞をアレンジし、感謝や祝福の思いをふんだんに詰め込んだ歌を合唱しました。そのメッセージやそろった歌声に、目頭をおさえる6年生の姿も見られました。
6年生からはお礼として、卒業式に歌う「変わらないもの」の合唱が披露されました。そのきれいなピアノの旋律と歌声に、ざわついていた体育館がすぐに静まり、誰もが聴き入っていました。
最後に、全校で「校歌」を合唱しました。全員そろって歌うのは、これがラストです。それぞれの精一杯の歌声に、胸が熱くなりながら一緒に歌った教務主任です。
虹の架け橋を渡り、盛大な拍手の中を、6年生は退場していったのでした。
短期間の準備にも関わらず、どの学年も素晴らしい出し物でした。それはきっと、これまでの6年生に、少しでも感謝の気持ちを伝えたいという思いから、みんなが集中して練習に励んだからなのでしょう。
そう思わせたのは、これまで学校のために尽力してきた6年生の姿があったからでしょう。
ところで本校は、卒業生と保護者の皆様との時間を大切にしたいと考え、卒業式には在校生は参加しない形となっています。
となると、この送る会は、在校生との卒業式と捉えることもできます。
手前みそになってしまうかもしれませんが、本校の在校生との卒業式は、実に素晴らしい時間になったと確信しています。
それを支えたのは、間違いなく、5年生オレンジキッズです。
多くの休み時間を使って、企画や準備を進めてくれました。6年生を喜ばせたいと、全校のオレンジキッズに声を掛け、協力を仰ぐ姿がたくさん見られました。
感謝を伝えたい、人を喜ばせたい。その気持ち、その伝統は、ちゃんと引き継がれている様子で、来年度も最高学年として、後輩たちをしっかりと引っ張ってくれるだろうと、今日の5年生を見て安心感を覚えた教務主任(きっと他の先生たちも)です。
なお、今日の送る会の時間だけでなく、5年生は校舎や体育館内の飾り付けも考えてくれました。
渡り廊下には、シャボン玉に見立てた、全校からのメッセージカードが掲示されています。
校章の周りに、卒業生や関係者を散りばめたポスターも作ってくれました。
卒業式にも掲示されておりますので、卒業生の保護者の皆様の目を楽しませることができたらいいなと思います。
長くなりましたが、それほど素晴らしい送る会だったと想像していただけましたら幸いです。
5年生の皆さん、ありがとう! 6年生の皆さん、おめでとう!
文責:教務主任