縁の下で。②
2023年11月29日 14時20分こんにちは、村瀬です。
運動場の南側に、
きれいに色づいたプラタナスの木が背の順に並んでおります。
体育器具庫裏ではイロハモミジもまっかっかに染まっています。
「遊歩園」はさながら「香嵐渓」(こうらんけい)のようです。(かなり誇張しています。)
少し遅いですが、紅葉シーズンど真ん中といったところでしょうか。
お近くにお寄りの際は、ぜひご覧くださいませ。
さて、四連休が終わり、
東小学校は通常モードで時間が進んでいますが、
オフィシャルぶろぐ「本日のオレンジキッズ」に記しましたように、
「HIGASHI 小運動会」というイベントが行われたり、
どこかの学級では「カラオケ大会」が体育館で開催されたりと、
笑顔と歓声があふれる週となっております。
子どもたちが元気に過ごす一方、
村瀬は四連休にぼーっとし過ぎたせいで、
仕事が滞りまくり、その処理に追われ、
気を失いかけています。
先程、先生方のスケジュールをぽちぽちと入力する作業に勤(いそ)しんでおりました。
ようやく完成し、ほっと一息つきながら、
ぼーとスケジュール表を眺めていて気付きました。
校長先生の出張内容が、
「小中学校長○○会議」と記すべきところ、
「焼酎学校長」となっていることに。
お酒が好きという情報をこのような形で示し、印刷して、
全教職員に知らしめることになっていたら、
おそらく村瀬は、来年度、この席にいなかったことでしょう。
冷や汗をかきながら修正したのでした。
さて、次の仕事、と、引き出しを開けます。
6年生の子どもたちの名前がずらりと並んだシールシートが出てきました。
卒業証書作成のために使う資料です。
これを、一人ひとり、切り分け、台紙に貼らなければなりません。
村瀬は「ぶへーーー」と、深いため息をつきます。
お気づきの方も多いと思いますが、村瀬、
市内、いえ、県内、いえ、国内でも随一の、
不器用な人間として名を馳(は)せています。
自信をもって言い切れますが、
東小学校教職員では、ぶっちぎりのナンバーワンです!
ですので、
丁寧に字を書くだとか、まっすぐ線を引くだとか、きれいに切り分けるだとか、
正確さを要する作業については、
人の3~20倍は時間を要してしまうのです。
ということで、そっと引き出しを閉じました。
そのとき、
職員室にスクールサポートスタッフ(通称SSS)のKさんが入ってきました。
村瀬の目は輝きます。
そして、引き出しを開け、シールシートを手にして、
Kさんのもとに向かいます。
村「Kさん、おはようございます」
K「おはようございます、村瀬」
村「あの、お暇ですか?」
K「暇なわけないですよ、村瀬」
村「それでも、お仕事をお願いしてもいいですか?」
K「もちろんいいですよ、村瀬」
Kさんは二つ返事に引き受けてくださいました。
本校では、Kさんだけでなく、
Sさんも「SSS」として働いてくださっています。
さらに今月から、Oさんも仲間に加わってくださいました。
「SSS」のみなさんは、その名の通り、
学校を支えるために日々尽力してくださっています。
プリントの印刷、データの入力、本の修理、裁縫仕事などなど、
その活動は多岐(たき)に渡っています。
私たち教職員が、どれほど助けられていることか。
仕事を代行してもらい、
浮いた時間を子どもたちのために充(あ)てることができるのです。
子どもたちも大きな恩恵を受けているわけですが、
その存在を知っている子どもや保護者の方は、
それほど多くないかもしれません。
まさに、「縁の下」で活躍されている3人なのです。
村瀬は主に、今回と同様、
器用さを要する仕事を依頼させてもらっています。
この前はSさんに、
100個近くのファイルにまっすぐシールを貼らなければならない作業や、
正確な位置に押印しなければならない作業を代行していただきました。
感謝しかありません。
きっと、他の教職員も同じ気持ちです。
Kさん、Sさん、Oさん、いつもありがとうございます。
本日の仕事も、Kさんは2時間足らずで完了してくださいました。
村瀬なら、日をまたぐに違いない仕事を・・・。
感謝、感謝です。
というわけで、「縁の下で」シリーズ第2弾をお送りしました。
(第1弾は過去ぶつぶつ参照)
本校には、陰ながら学校を支えてくださっている方が、まだまだいらっしゃますので、
第3弾もぶつぶつ予定です。
それでは、また。