まさおくん2号、出動。
2024年5月14日 09時42分こんにちは、村瀬です。
今週は、悪天候の週明けとなりました。
雨の月曜日は、憂鬱(ゆううつ)な気分になりがちですね。
そんなタイトルの名曲があったよな、確か洋楽で。
誰だったっけ? 何だったっけ?
と、車中で考えていたら、気がつけば学校に着いていた、
昨日朝の村瀬です。
結局思い出せないままなので、誰か分かったら教えてください。
本日は打って変わっての晴天です。
心配していた通り、5月とはいえ、
陽射しがすでに夏を感じさせる日が増えています。
毎年毎年のことですが、
熱中症には十分気を配る必要がありますね。
雨が降り、晴れ渡る。
今月はそんな気候が定期的に繰り返されておりますが、
その気候を大喜びしている者たちがおります。
草木さんたちです。
緑豊かな東小学校ですので、
各所で大騒ぎし始めております。
少し前の話になりますが、
校長先生が一日中外に出て、
校長室や職員室前の植え込みをきれいにしてくださいました。
が、残念なことに「もさもさ」が復活しつつあります。
自然が豊かで気候が高くなると、
東小では、生き物たちの活躍も目立ち始めます。
「むぎちゃん」(うさぎさん)のような、
優しい生き物ばかりならいいのですが、
残念ながら自然界には私たちにとって、
でんじゃらす(危険な)な者たちもたくさんいます。
本校では、ハチさんやヘビさんがよく目撃されます。
ですので、子どもたちが生活する場所は、
できるだけ環境を整備しておく必要があります。
先週のことです。
「村瀬、大変ですわ。
北館の裏側、モジャモジャですわよ」
校長先生から報告を受けました。
長「暇な私がどうにかしますわ」
村「校長先生が暇だなんて、とんでもない!
暇と言えば私において他におりません!
その役目、私にお任せあれ!」
出張と提出書類の〆切に追われ、
白目をむき、頭がぽかーんとなっている村瀬にとって、
自然と戯(たわむ)れる時間は、
「渡りに船」の機会です。
心の中で、にやりとします。
長「村瀬は草刈りより、書類提出しなきゃ」
という投げかけられた言葉をシャットアウトして、
久しぶりに外に飛び出したのでした。
倉庫に眠っていた草刈りましん「まさおくん2号」
(1号は村瀬の前任校お隣A小学校にいます)
を手に取り、
さっそく北館に向かいます。
校長先生のおっしゃり通り、
なかなかのもじゃもじゃっぷりです。
草さんだけでなく、
花さんたちも顔を出している状況です。
胸が痛みますが、これ以上ほっておくと、
でんじゃらす生物たちの巣窟(そうくつ)になりかねません。
それに、野生の草花さんたちが、
すぐに復活を遂げることを村瀬はよく知っています。
断腸(だんちょう)の思いで、
まさおくん2号を始動させます。
彼も久しぶりの活動で張り切っており、
ぶんぶんぶんぶんぶん絶好調です。
このぶるぶる震える振動、
この耳が壊れそうな騒音、
この筋肉痛確定の重量、
久しぶりの感触に、
村瀬は調子に乗って刈り散らかしていきました。
しばらくして、刈り取った場所を振り返ると、
そこに5年生の子どもたちがいることに気付きました。
村「どうしたんだい、きみたち?」
子「村瀬、何か手伝うことはありますか?」
村「な、なんだって?
きみたちは、なんだね?
天使かね?」
村瀬はお言葉に甘え、
刈り取った草たちの整理を頼みました。
すると、あれよあれよと片付けてくれるではありませんか。
下校時間寸前まで手伝ってくれたおかげで、
短時間で無事に体育館裏の草刈りを終えることができたのでした。
さらには、帰り際、
「きれいにしてくれて、ありがとうございます」
という言葉まで多くの子どもたちが残してくれました。
「こちらこそ、ありがとうだよ」
と、返しながら、
オレンジキッズの優しさに触れ、
村瀬は汗ともに涙をこぼしながら、
素敵な時間を過ごせたと喜んでいたのでした。
まあ、一方で、
提出書類の山は高く険しくなったのですが。
それでは、また。