暴風と寛容さ。
2024年12月10日 16時24分こんにちは、村瀬です。
朝の冷え込みは老体に堪(こた)えましたが、
現在はとても穏やかな気候です。
紅葉する樹々がとても美しく映(は)えております。
そんな穏やかな校外の一方、
校内はとんでもない暴風が吹き荒れております。
インフルエンザをはじめとする、
感染症たちが大暴れです。
現在、4つの学級が閉鎖の措置となっております。
その勢いは、未だ衰えておらず、
明日はどうなることやらと、ハラハラしている教員陣です。
しかしそれはきっと、
我々だけでなく、保護者の皆様もかと思います。
村瀬も我が子「まいけるアンドまーがれっと」(通称)の学級が、
学級閉鎖となった経験をもありますので、
保護者の気持ちも分かっているつもりです。
まず真っ先に生じた問題は、
相方と父村瀬、どちらが在宅するか問題です。
村瀬家は共に働いておりますが、
どうしてもどちらかが家にいる必要があります。
我が家の場合、午前の部、午後の部に分けて、
どうにか難局をしのごうとした覚えがあります。
しかし、相方も感染し、
結局、一番役に立たない父以外、
全員が床に伏(ふ)した状況に陥(おちい)りました。
ちなみに、自慢(じまん)ですが、
村瀬は不惑(ふわく)を越える今に到るまで、
インフルエンザに一度も感染したことがありません。
感染中のまいける、まーがれっとと共に寝ていたとき、
両者から超至近距離でせきをされ、
飛沫(ひまつ)を顔面に何度も浴びましたが、
しっかりと耐え抜きました。
村瀬唯一の長所といっていいかもしれません。
まあ、その代わりに、
扁桃腺(へんとうせん)を腫(は)らすという特技も有しておりますがね。
そんなことはさておき、
とにかく学級閉鎖の措置は、各ご家庭に大きな負担を掛けます。
我々も、申し訳なさを強く感じております。
ちなみに今回は、クラスによって期間が異なりました。
それは、その状況に到るまでの、
学級のこどもたちの欠席状況や体調の情報を基に、
学校医様が判断してくださった結果です。
ピークが過ぎている状況なのか、
それとも、これからピークを迎えそうなのか、
そういった状況を見極め、期間を決定していただきます。
後者の場合、期間が長くなってしまうわけです。
「もう少し、短くしていただけませんかねえ。
せめて、2日とか、どうでしょう?」
と、交渉したいところではありますが、
子どもたちの健康・安全に関わる問題ですので、
そういうわけにはいかないことをご理解ください。
さらに今回は、不運が重なり、
保護者会と同時期の流行となってしまいました。
ご家庭によっては、ご来校がかなわず、
電話での懇談となってしまいました。
また、健康状態を毎日報告していただかなければならず、
ご負担を掛け続けております。
にもかかわらず、
どのご家庭も、言いたい思いをぐっと飲み込んで、
こちらからのお願いを粛々と受け入れていただいております。
本当に、ありがたい限りです。
今回の件に限らず、
様々な場面で見られる保護者の皆さんの寛容さを、
村瀬も見習わなければと痛切に感じるとともに、
子どもたちにも養いたいと思います。
それにしても、
この暴風がおさまって、
校内も穏やかな日常が早く戻ってきてほしいなあ。
それでは、また。