2175。
2025年3月20日 11時58分こんにちは、村瀬です。
今日は春分の日ということで祝日ですが、
みなさん穏やかにお過ごしでしょうか。
お彼岸(ひがん)の期間でもありますので、
さきほど墓参りをしてきました。
帰宅後、誰も相手にしてくれませんので、
ひなたぼっこをしながら、こうしてぶつぶつしております。
さて、昨日無事に、卒業式が挙行されました。
オフィシャルぶろぐ「本日のオレンジキッズ」で記したように、
6年生は実に堂々とした姿勢で式に臨み。
「卒業生」へと姿を変えていきました。
そういえば、ご存じでしょうか。
式中に、6年生に対する呼称(こしょう)が変わることを。
式の始まりは、「6年生」と呼び掛け、
卒業証書を授与された後は、
「卒業生」に変わるのです。
最初は「6年生、入場」、
途中から「卒業生、起立」「卒業生、退場」、
というように。
以上、卒業式豆知識でした。
そんなことはさておき、
今年度も、卒業生の気持ちのこもった動きや呼び掛けの言葉、
心のそろった合唱に、「うっ」と胸を詰まらせた村瀬です。
当然ながら、保護者のみなさんは、
感動もひとしおだったのではと想像します。
そんな素敵な式の裏側で、
とんでもないハプニングが巻き起こっていたことは、
知られていないでしょう。
卒業生のみなさんはきっと気付いていますよね?
危うく、卒業させることができなくなるところでした。
昨年度は式中に人知れずやらかした村瀬ですが、
今年度もしっかりやらかしていた村瀬です。
その窮地を救ってくださった、
学校をいつも支えてくださっている業者様のNさん、Kさんに、
村瀬、いえ、教職員一同心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
この話は、卒業生のみなさんとの秘密、ということで・・・。
(きっとすぐ漏れるでしょうが。)
さてさて、ところで、見出しにつけた数字は、
何を表しているかお気づきでしょうか?
この話の流れで、ピンときた方も多くいらっしゃると思いますが、
これは、今年度の卒業生が、
入学してから卒業を迎えるまでの日数です。
2175日。
この間に、子どもたちそれぞれに、
またご家庭それぞれに、
様々なドラマが誕生したことでしょう。
きっと、
楽しいことや嬉しいことばかりだった、
というご家庭は、実に少ないのではないかと思います。
かなしみに打ちひしがれたり、
ため息が止まらなかったりと、
つらく、苦しい出来事が立ち塞がった時期もあったのではないでしょうか。
しかし、そんな日々を乗り越えて、
卒業の日を迎えることができた。
たとえ、大きな成長を遂げることができなかったとしても、
たとえ、思い描いていた活躍ができなかったとしても、
2175日を踏みしめて、
今日を生きている。
それだけで、十分すぎるほど、尊いことなのではないでしょうか。
ぶつぶつするまでもなく、卒業生が生きたこの六年間で、
世の中は激変しました。
その日々をくぐり抜けた卒業生、
そして、それを支え続けたご家族のみなさんに、
心からの敬意を表します。
卒業生のみなさん。
この先も、きっと思うにまかせぬことがたくさんあります。
でもね、大丈夫。
世の中は、あなたが思うほど、甘くはありませんが、
あなたが考えるほど、冷たくはありません。
どこかに必ず、差し伸べられた手があります。
苦しくなったら、遠慮なくその手をつかんでください。
そして、やがて乗り越え、元気になったら、
東小学校であなたがそうしていたように、
誰かに手を差し出せたら、最高ですね。
どうかいつまでも、そのやさしさを忘れずに。
おめでとう。
いってらっしゃい。
それでは、また。