【南小】ホタルの話を聞く会(3年生)
2021年5月21日 14時03分 本日の午前、体育館で3年生を対象に「ホタルの話を聞く会」が開催されました。講師は「折戸川にホタルを飛ばそう会」の皆さん(15名)です。できるだけ密にならないよう、5クラスを2回に分けて実施しました。
主な内容は、DVD視聴、展示物の観察、バーチャルごみ拾い、質問タイムでした。DVD「ホタルの一生と川の環境」は「折戸川にホタルを飛ばそう会」の自作なので、日進市内の映像がたくさん出てきて大変身近に感じることができました。
展示物はとても種類が豊富で、生きているホタルの成虫や幼虫もいました。子どもたちは目を輝かせながら、虫めがねで観たり臭いを嗅いだり割り箸や手で触ったりしていました。学校教育のデジタル化が進んでいる今でも、やはり五感を通して学ぶことは大変重要だと思います。
バーチャルごみ拾いでは、今現在、実際に折戸川に落ちているごみを想像します。そして、模造紙に描かれたごみ袋の中に、想像したごみを皆で協力してペンで描き込みます。子どもたちの想像力は素晴らしく、どのグループのごみ袋もすぐにいっぱいになっていました。
質問タイムでは競うように手が挙がり、ホタルへの関心の高まりが感じられました。ホタルは卵・幼虫・蛹・成虫のどの段階でも光を放つことや日本で一番古いホタルの化石(約350万年前)が千葉で発見されたことなど、質問タイムを通して私自身も大変勉強になりました。
最後に、折戸川に落ちているごみについての説明があり、子どもたちが挙手・発言する場面もたくさんありました。ホタルにとって最大の敵は、幼虫の時に過ごす川の汚れです。そして、川の汚れの多くはレジ袋等のプラスチックごみです。マイクロプラスチックやバイオマス、SDGsという言葉を知っている南っ子の多さに感心しました。
かつて日進市にはたくさんのホタルが生息していました。環境の変化で数が激減したものの、「折戸川にホタルを飛ばそう会」の継続的な努力のおかげで、今でも何とか美しい光の舞を楽しむことができます。本当にありがたいことです。我々もホタルに優しい環境を意識して、できることから実行していきたいですね。