【令和3年度】校長ブログ

【南小】修学旅行(6年)

2021年10月15日 12時03分

 昨夕、6年生が修学旅行から帰ってきました。出発前は、緊急事態宣言が解除されて修学旅行に行ける“嬉し涙雨”が降っていましたが、6年生の思いが雨雲を吹き飛ばし、好天の下で奈良・京都を堪能することができました。何より、大きな怪我や病気もなく、全員が元気に帰ってこられたことが素晴らしいと思います。

 一日目(13日)の主な内容は、法隆寺見学、東大寺見学、旅館での友禅染体験でした。どの見学地でも修学旅行以外の観光客がほとんどいなかったため、スムーズな移動で十分に歴史を味わうことができました。東大寺では現地と学校をZOOMで繋ぎ、5年生や職員室とコミュニケーションを取ることもできました。

 二日目(14日)の主な内容は、二条城見学、金閣寺見学、清水寺見学でした。昨年度まではいろいろな箇所で、改修工事関係のため幕が張られていたり進入禁止エリアがあったりしました。しかし、今年度はどの見学地でも美しくなった全貌を目に焼き付けることができました。

 二日間の旅行中、昨年度の野外活動と比べて大きな成長を感じることができました。コロナ禍の修学旅行で何をすべきかよく理解しており、最高学年らしいけじめのある行動が見られました。そこに、修学旅行が実現した感謝の気持ちと、絶対に成功させようとする強い意志を感じました。また、6年担任陣を中心に、コロナ禍における修学旅行の形を考え、子どもたちが感動を味わえるよう準備段階から一生懸命サポートしてきました。昨夕、バスが帰着した時、教職員が総出で迎えてくれました。その様子に子どもたちや引率教員チームは癒やされ、旅の疲れは一気に吹き飛んだ気がしました。

 このような、子どもたちや担任を中心とした教職員の思いが、修学旅行を大成功に導いたのだと思います。子どもたちは数々の制約を守りながらも、奈良・京都の見学地やバス内・旅館内で、大いに学び大いに楽しむことができました。まさに、テーマ「6年間の集大成!絆と学びの綱を引け!」を体現した修学旅行でした。子どもたちにとって小学校生活最高の思い出となったことでしょう。

 この旅行を支えてくださった全ての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。解散式後のお迎え下校で保護者の皆様と会ったとき、子どもたちは皆、安堵の表情を浮かべていました。その様子を見て、改めて保護者の皆様の愛情や学校へのご支援・ご協力を実感しました。ありがとうございました。