【令和4年度】校長ブログ

【南小】ホタルの話を聞く会(3年生)

2022年6月2日 16時30分

 「夏と言えば昆虫!」ということで、本日の午前、体育館で3年生を対象に「ホタルの話を聞く会」が開催されました。講師は折戸川にホタルを飛ばそう会の皆さん(15名)です。できるだけ密にならないよう、5クラスを2回に分けて実施しました。

 主な内容は、DVD視聴、展示物の観察、バーチャルごみ拾い、質問タイムでした。DVD「ホタルの一生と川の環境」は「折戸川にホタルを飛ばそう会」の自作なので、市内の映像がたくさん出てきて大変身近に感じることができました。

 展示物はとても種類が豊富で、生きているホタルの成虫や幼虫もいました。子どもたちは目を輝かせながら、虫めがねで観たり臭いを嗅いだり割り箸や手で触ったりしていました。やはり五感を通して学ぶことは大変有意義ですね。

 バーチャルごみ拾いでは、まず、実際に折戸川に落ちているごみを想像し、付箋に記入します。そして、ホワイトボードに描かれたごみ袋の中に、付箋を貼り付けていきます。子どもたちの想像力は素晴らしく、どのクラスのごみ袋もすぐにいっぱいになっていました。

 質問タイムでは競うように手が挙がり、ホタルへの関心の高まりを感じることができました。実際に「折戸川にホタルを飛ばそう会」の活動に参加したことのある南っ子も何人かいました。“ホタルの成虫は何も食べないため、10日程で死んでしまう”など、私自身も大変勉強になりました。

 最後に、バーチャルごみ拾いから発展してマイクロプラスチックやSDGs等についての説明があり、子どもたちが挙手・発言する場面もたくさんありました。ホタルにとって最大の敵は、幼虫の時に過ごす川の汚れです。説明者とのやりとりを通して子どもたちは、ホタルに優しい環境にするため、リサイクル等、できることから実行していこうという気持ちを高めていました。

 かつて日進市にはたくさんのホタルが生息していました。環境の変化で数が激減したものの、「折戸川にホタルを飛ばそう会」の継続的な努力のおかげで、今でも折戸川ではホタルを見ることができます。ちょうど今がホタルシーズン(6月中旬まで)で、午後8時頃には美しい舞が見られるとのことです。是非、南小学校区内にある「ホタルの里」に足を運び、生命の神秘を味わってみてはいかがでしょうか。