【令和4年度】校長ブログ

【南小】第50回卒業証書授与式

2023年3月20日 15時33分

 本日、春を感じさせる暖かな陽気の下、令和4年度南小学校第50回卒業証書授与式を挙行しました。

 校長式辞概要は、次の通りです。

「卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんの気持ちのこもった返事から、小学校生活の充実ぶりと輝かしい未来への希望を感じることができました。

 さて、卒業生の皆さんは6年前、期待に胸を膨らませ、大きなランドセルを背負って南小学校の校門をくぐったことでしょう。この6年間は皆さんにとってどんな日々だったでしょうか。コロナ禍の苦難を乗り越え、ことごとくピンチをチャンスに変えてきた皆さんは、6年前とは見違えるほど成長できたことと思います。

  今年度の南小学校は、『あいさつ・笑顔・50周年』を合言葉に、世界一素敵な小学校を目指してきました。皆さんは、最高学年として挨拶・笑顔の率先垂範ができたと思います。毎朝のように有志が自主的に昇降口前に立って挨拶運動を行っていましたね。『校長先生、今日も絶好調です!』という言葉から元気をたくさんもらいました。

 様々な周年記念行事での活躍も、目を見張るものがありました。運動会での魂がこもった選手宣誓や応援歌には、心が震えました。また、集団演技『335人のシンクロ!』は5・6年生全員の心がまさにシンクロしているようで、運動場が感動の渦に包まれました。

 修学旅行では、渋滞や混雑といった困難を持ち前の元気さやポジティブさで見事に克服しました。まさに『元気があれば何でもできる』学年です。夕焼けを背にした平等院鳳凰堂は、言葉にできないほど美しかったですね。

 3年ぶりに舞台発表となった学習発表会では、修学旅行での出来事や学んだことを替え歌やダンスで楽しく表現しました。各クラスが心を一つにした合唱はすばらしく、まさに『天使の歌声』でした。

 広大な運動場に人文字で『レオなん』を描いた航空写真、南小学校を卒業した音楽家や人気芸人『しずる』が市民会館のステージに立った芸術鑑賞会、自動運転バス『にっしんアルマ』乗車体験といった行事も忘れられない思い出となりましたね。

 部活動関係では、日進市小学校球技大会が3年ぶりに開催され、6年生主体のチームが躍動しました。バスケットボール部は1ゴール差で決勝リーグ進出を逃し、サッカー部は得失点差で優勝を逃しました。この悔しさは今後の人生の大きな糧になると思います。 

 バスケットボール部男子交流会では、最後まであきらめないプレイで、劇的な逆転勝利を収めました。金管バンド部は、球技大会壮行会や市民会館でのバンドフェスティバルでコロナ禍に負けない見事な演奏を披露しました。

 その他、登下校や委員会活動等でもリーダーとして活躍し、創造力豊かなアイデアで先輩から受け継いだ伝統に新たなページを刻みました。

 このような皆さんの姿勢が、家庭や地域との連携・協働を促し、50周年の南小学校は『地域とともにある学校』『地域から愛される学校』として、間違いなく世界一素敵な小学校になっていると思います。この南小学校で過ごした日々を誇りとして、これからも失敗を恐れず、いろいろなことにチャレンジしてください。

 たとえピンチに陥っても、校訓『明るく・正しく・たくましく』の精神と『レオなん』のような元気な挨拶と笑顔があれば、必ず乗り越えられると思います。そして、様々な経験から多くのことを学び、世の中に貢献できる人になってほしいです。

 保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。お子様が立派に成長されたことを、心からお慶び申し上げます。私ども職員一同、精一杯努めてまいりましたが、至らぬ点も多々あったかと存じます。6年間の長きにわたるご理解・ご協力・ご支援に対し、心より御礼申し上げます。また、壇上のお二方をはじめ、地域の皆様方の力強いご支援があったればこそ、子どもたちの健やかな成長があると感謝申し上げます。

 この南小学校創立50周年という節目の、記念すべき年が私の教員ラストイヤーに重なりました。さらに、私が新任として赴任した学校にお見えになった岩田憲二先生が、今、ここに教育長としてお見えになっています。この奇跡的な巡り合わせの年に、皆さんと一緒に卒業できることが本当に嬉しいです。皆さんからのサプライズ企画『校長先生の卒業式』でいただいた卒業証書と千通以上の手紙は一生の宝物です。

  南小学校に赴任して3年間、私自身も大切なことをたくさん学ばせていただき、大好きな南っ子たちとともに成長することができました。本当にありがとうございました。

 今日のこの良き日に、南小学校を巣立つ155名の未来が、幸多きものになることを祈念し、式辞といたします。」

※正門に設置した看板横の花飾りは、花ボランティア代表の村瀬さんの作品です。