【南小】卒業式こぼれ話
2023年3月22日 09時39分これまでの卒業式は、市からの記念品といえば英和辞典、PTAからの記念品といえば「証書入れ」が定番でした。しかし現実的には、記念品としての英和辞典がほとんど使用されていないため、今年度から市からの記念品が「証書入れ」になり、PTA記念品は学校裁量となりました。
そこで、南っ子たちが喜ぶであろう記念品を広く検討した結果、「レオなんタンブラー」に決定しました。実際、「レオなんタンブラー」は大好評で、卒業生たちは本当に嬉しそうでした。私も退職記念に私費で購入(880円)しました。
また、サプライズという形でフェアウェルドリンク(fearwell:さようなら、別れの)が用意されました。ヤクルト日進工場で生産されたオレンジジュースを、市が提供してくださったのです。「卒業おめでとう」シールが貼られた卒業記念仕様のジュースを手に、卒業生全員が児童会長の音頭で乾杯をしました。体育館内に、素敵な笑顔が広がりました。市の取り計らいに感謝します。
卒業式前日の日曜日、念のため学校に行ってみると、6年担任団を中心に数名の先生がいました。先生たちは、学級の児童一人一人にメッセージを書いたり卒業記念動画をつくったりしていたのです。思いを込めて一生懸命打ち込んでいる様子を見て、私も胸が熱くなりました。
教員の多忙化解消、「働き方改革」が声高に叫ばれている今、このような状況は決して推奨されることではありません。しかし、子どもたちのことを思って嬉しそうに作業している先生方から、教師として大切な“心”を感じました。確かに合理的に効率よく仕事をすることは大切です。しかし我々教育者は、常に子どもを最優先に思う気持ちを、最も大切にすべきだと考えています。
卒業式後に校内に設置された看板や50周年記念花壇と一緒に、記念撮影をする卒業生・保護者の姿がありました。周辺が整備された50周年記念花壇は、広大な庭園の中心的な存在になっています。花壇は季節によって表情を変え、最近はチューリップの花が美しさを増してきました。
花ボランティア代表の村瀬さんが、庭園にふさわしいベンチを寄贈してくださいました。天気の良い日に、このベンチに座って花壇・庭園を眺めていると最高の気分になります。リラックスしたいときなど、是非、このベンチに座って眼前に広がる美しい花を眺めてみてください。
卒業式を支えてくださった、家庭・地域・関係諸機関等の全ての方々に心より感謝します。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。