学年懇談会でのお話
2023年4月25日 08時30分先週は、授業参観に加えて、学年懇談会にもご参加いただきありがとうございました。
学年懇談会の中で説明した進路指導に関わる内容について、振り返りたいと思います。
主に、保護者や教員など、生徒に関わる「大人」の心構えについてお話をさせていただきました。当日の話からさらに絞り込んで振り返ってみます。
①進路選択は本人及び保護者の意思で行う。
最終的な決定権はご家庭にあります。そのため、本人と保護者の話し合いがとても重要です。話し合う際に、一番大切にしていただきたいことは「否定しないこと」です。子どもたちが、勇気を出して自分の夢や目標を語ってくれた時に、周りの大人が「無理」「諦めなさい」と否定すると心が折れてしまいます。特に、だらだら過ごす様子を見ていると、ついつい否定をしてしまいがちです。しかし、そこは大人がぐっとこらえて、子どもが何を語るのか、まずは聞いて、受け止めてほしいと思います。そして、その夢や目標を叶えるために「何をすればよいか」「何が足りないか」アドバイスをしてあげてください。我々教員も、同じように接していきたいと思います。困ったことがあればご相談ください。
②生徒本人の学力・能力・個性等を客観的に考える。
進学先や就職先で自分が何をしたいのか。将来どんなことをしたいのか。これらは、進路選択における最重要事項だと思います。「○○さんが行くから」「合格するならどこでもいい」という考え方は、おすすめできません。保護者の方も「本人に任せます」ではなく、「この子には何が向いているのか」と向き合って一緒に考えていただきたいです。
③受験のシステムの変化
昨年度、愛知県の公立入試の制度が大きく変わりました。古い情報やインターネット上の不確かな情報に惑わされないようにしてください。また、県外受験を考えている場合は、入試制度や日程が愛知県とは異なるため、特に注意してください。私たち教員は、他県の入試制度についての知識はほとんどありません。保護者からの情報が頼りになります。ご協力をよろしくお願いします。
他にもいろいろと話をしましたが、きりがないのでここまでにしておきます。ご欠席された保護者の方は、後日生徒に配付した資料をご覧ください。わからないこと、不安なことは、ご相談ください。
進路指導主事