人権週間にちなんで
2023年12月11日 16時34分今日の朝会で、人権週間に校長として思うことを話しました。
思い出したくもないことではありますが、私自身の中学時代に受けたいじめの体験から思うことを生徒たちに伝えました。
いじめる方(つまり、不愉快なことを言ってきたり、身体的被害を与えてきたりする人)は、だいたい自分がしたことを覚えていません。なぜなら、相手が不愉快な気持ちを感じていることに気づいてもいないからです。自分の場合、もう40年近く前の話なのに、結構鮮明にいろんなことを覚えています。しかし、やってきた方は覚えてもいないんだと思います。
皆が学校で自分らしく関わり合いながら生活していけるようにするために、「比べる」ことから解放して欲しいなと思っています。他人と比べることにどんな意味があるのでしょう。自分は自分です。口で言うのは簡単ですが、お互いにリスペクトし合えることができれば、自己肯定感も高まると思います。
人権週間にちなみ、一度、地球上にいる全ての人間の人権について、一瞬でも考える人がすごく増えれば、世界で起こってる悲しい出来事も減って(なくなって)行くのかな。もうすぐ年末です。今年1年を振り返りながら、いじめも争いもない世の中になって欲しいと願っております。