東の方でぶつぶつぶつ・・・

新しい友達。

2023年10月3日 16時17分

こんにちは、村瀬です。

朝の気温が一気に下がってきましたね。

半そで、短パンの上、

ペラッペラのタオルケット1枚のみを支給されている村瀬は、

明け方寒さで起きてしまいました。

まあ、考えてみれば、もう10月ですもんね。

当たり前といえば、当たり前なのかもしれません。

 

4月からスタートをきる学校のスケジュールでは、

10月は折り返し地点に当たります。

昨日(2日)は朝会が行われ、

後期の児童会役員・委員長・学級委員が任命されました。

それと同時に、3年生に転入生が1人来てくれて、

しっかりと挨拶をしてくれました。

さらには、先生も1人仲間に加わってくれました。

前回ぶつぶつでお伝えした通り、

10月より、B先生が担任を受け持つことになりました。

そのフォローとして、

K先生が助けにきてくださったのです。

ありがたや、ありがたや。

 

実は村瀬、K先生と古くからの知り合いです。

知り合いというか、心の師としている方です。

出会ってからもう、15年以上が経過しております。

K先生は、元「プロライダー」という経歴の持ち主です。

現在でも、

道なき山道を自転車で100km以上突き進むというレースに、

喜び勇んで参加するような「超人」です。

「弱人」村瀬なら、

坂道だからペダルを漕げない、

もしくは、

開始10mで谷底に落ちていくことでしょう。

さらにK先生は、

自転車を中心とした、

「交通安全教育」の活動に長い間携(たずさ)わっていらっしゃいます。

外国語も堪能、農作業もお手のものなど、

様々な顔をもつ、フレンドリーな人柄のK先生が、

東小の子どもたちの心をつかむのは、

あっという間のことでしょう。

心強い仲間が加入してくれて、

東小教職員は大喜びをしているところです。

 

しかし、

これだけ強力なサポートがあったとしても、

人手不足の煽(あお)りが解消されたわけではありません。

人が足りなければ、

「チーム東小」として、「思いやり」でカバーし合う他ありません。

ということで、

たまにはお役に立たねば追放されると思い、

環境整備を担当しているB先生の代わりに、

村瀬も出陣したわけであります。

事務作業ばかりに嫌気がさして、

外に逃げたという噂が立っていましたが。

 

前任校のA小学校では、

校舎の中より外にいる時間の方が長かったのでは、

と思うほど、草木と戯(たわむ)れておりました。

村瀬には、草木と戯れるときに活躍する、

「まさおくん」と「たみよちゃん」(草刈ましーん)や、

「風太くん」(ぶろわー:風でぶうぉーっと葉を飛ばすやつ)など、

いつも一緒にいる友達がいました(A小過去ぶつぶつ参照)。

 

東小学校もA小と同じくらい緑が豊かです。

やはり、友達は欠かせません。

倉庫をのぞいて驚きました。

そこには、草刈りましーんが4台もいるじゃないですか。

これだけいると、

村瀬の語彙(ごい)力では、

全員におしゃれな名前を付けてあげることが不可能です。

ぶろわーもちゃんといます。

他の仲間もたくさんいます。

恐るべし、東小!

 

そんな中に、

「電動ばりかん」がちょこんと座っておられました。

思わず冷や汗が吹き出ました。

村瀬には、

電動ばりかんによって、

大けがを負った過去があるのです(A小過去ぶつぶつ参照)。

 

電動ばりかんは、とてもきれいな状態です。

「彼はなんであんなにピカピカなんだい?」

B先生に確認すると、

「村瀬のけがの話を聞いたせいで、

 恐ろしくてあんまり使えてないんだわ。

 村瀬のせいだわ」

とのことでした。

 

村瀬のせいで、活躍の場を失っているとは、

申し訳ないったらありゃしません。

村瀬は電動ばりかんに語り掛けます。

村「きみ、ごめんね、ぼくのせいで」

ば「ムラセトイウノハ、キミダッタンダネ」

村「そうだよ。ぼくのことさ」

ば「タシカニ、ヤラカシソウナカオヲシテイルネ」

村「それは、否定できないな」

ば「ボクノナカマデ、ケガヲスルナンテ、

アンビリーバブル(信じられない)ダヨ。

 フツウニツカエバ、マルデキケンハナイノニ」

村「うん。それも否定できないな」

ば「ボクモミンナミタイニ、カツヤクシタイナ・・・」

村「・・・」

村瀬はしばらく考え、決意します。

村「ぼく、きみとも遊ぶよ!」

ば「デモキミ、オクビョウモノダロ?

 ホントハ、コワインダロ?」

村「うん。でもぼく、もう、大人だし。

  不惑(ふわく)、こえてるし。

  こわくても、乗り越えなきゃ」

ば「アリガトウ!」

村「そうだ。きみにも、

名前を付けてあげなきゃ!」

バ「エ、イイノカイ?」

村「前の子には、名前を付け忘れたから、

 機嫌(きげん)を損(そこ)ねて、

 あばれたからけがをしたのかもしれないし」

バ「ソレハ、100%チガウヨ。

ムラセノオロカサノセイダヨ」

村「よし、今日から君の名は、

 『かりあげくん』だ!」

バ「ワー! ダサイ!」

 

というわけで、「かりあげくん」とさっそく、

職員室周りの植え込みに向かいます。

「かりあげくん」は次々に、草木を整えてくれます。

村瀬も楽しくなって、

観察池の周りや、運動場付近の斜面にも突撃します。

まさに、「カリアゲズ ハイ」状態です。

そんな様子を6年生の子どもたちが、

「村瀬、もうやめな」

「そうだよ、また腰、やるよ」

「また、指も、やるよ」

「そうだよ、もう、おじいちゃんなんだから」

などと、次々に声を掛けてくれました。

村瀬の腰のコンディション(過去ぶつぶつ参照)や、

過去の出来事を知っている子どもたちが、

心配の声を次々にかけてくれたのです。

まったく、優しいですね。

その優しさを支えに、長時間にわたり、

久しぶりに草木と「かりあげくん」と戯れたのでした。

おかげで、3日ほど、

両腕がハンパない筋肉痛になり、

プルプル震えることになりましたが。

 

ちなみに、これは先週のお話です。

一週間ほど経った現在、

きれいにしたはずの植え込みは、

ツンツンと伸びる葉っぱたちが元通り揺れています。

長々としたぶつぶつはここいらで終わり、

「かりあげくん」と外に飛び出そうか迷っている、村瀬です。

 

それでは、また。