初心。
2023年6月17日 21時43分こんばんは、村瀬です。
本日は家庭でぶつぶつしています。
だからといって、
家庭のことをぶつぶつ愚痴(ぐち)るわけではありません。
そんなことしようものなら、ねえ・・・。
そんなことより、
先ほど、お風呂に入っているとき、
ぶつぶつすべきだったことを、
ぶつぶつしていなかったことに、
気付いたのです。
「キノコバエ」
の話を延々ぶつぶつしている場合ではありませんでした。
鉄は熱いうちに打った方がいいように、
村瀬も風呂上りで熱いうちにキーボードを打っている次第です。
昨日(金曜日)をもって、
教育実習が終了となりました。
3年生のH先生のもとで、M先生が、
5年生のK先生のもとで、(こっちも)M先生が、
3週間にわたり、奮闘しておられました。
初めこそ、カチコチに緊張している様子が見られましたが、
積極的に子どもたちと関わっていき、
次第に、柔らかな笑顔が浮かぶようになりました。
最終日、多くの子どもたちから、
行かないでと引き止められていたようで、
充実した実習になったことがうかがわれました。
3週間でここまでよく頑張れるものだと、
感心させられたことも度々でした。
研究授業(多くの先生が見にくる授業)で、
使用するプリントを職員室に忘れてきてしまい、
開始早々に、
「やべーー!」
と、絶叫しながら職員室に走った、村瀬。
道徳の授業で、
黒板にタイトルだけを記し、
それ以降、何も板書しなかった、村瀬。
実習帰りの夜中(昔は実習生も遅くまで学校にいた時代がありました)、
自転車で鼻歌を唄いながら疾走し、
途中、警察官からの職務質問にあった、村瀬。
そんな実習生村瀬と二人を比べると、
メジャーリーガーとリトルリーガーほどの差を感じます。
実習生にとって学校現場で過ごすことは大きな学びになることでしょう。
一方で、常々現場にいる私たち教員にとっても、
実習生から学ぶことがたくさんあります。
その学びの筆頭は、
「目の前の子どもたちとひたむきに向き合う姿勢」
なのではないか、と個人的に考えます。
経験を積めば、その分、
傾向と対策の「引き出し」を増やすことはできるでしょう。
しかし、それに頼りすぎると、
うまくいかなくなることもあります。
誰一人として、同じ子どもはいないからです。
目の前の子どもたちとは「一期一会(いちごいちえ)」の関係。
その子たちとひたむきに向き合うこと。
その姿勢は、私たち教員にとって、
「初心」ともいえるものではないかと思います。
「初心忘るべからず」(世阿弥(ぜあみ)『花鏡』より)
室町時代より長く語り継がれるこの言葉には、
その分重い意味があるのだと感じます。
ダブルM先生。
3週間お疲れさまでした。
H先生、K先生、そして何より、
子どもたちから学んだことを、
これからに生かしてくださいね。
私たちも先生方から学んだ「初心」を大切にして、
子どもたちの前に立っていきたいと思います。
再び仲間となって、
一緒に子どもたちの前に立つ日を、
東小教員一同願っておりますよ。
それでは、また。