東の方でぶつぶつぶつ・・・

補欠を組む。

2023年10月31日 17時38分

こんにちは、村瀬です。

今日で10月も終わりです。

にもかかわらず、20度を超えています。

涼しさが売りの11月開催の運動会のはずですが、

汗ばんでしまいます。

まあ、夏よりは、

と慰(なぐさ)め合っている、東小一同です。

 

昼の暑さに比べて、朝夕はしっかりと秋らしく冷え込み、

その寒暖差に健康管理が難しいこの頃ですね。

おまけに、

予期せぬ季節外れのいんふるえんざが、

日進市内で猛威を奮(ふる)っております。

運動会がせまる本校にとって、

毎日戦々恐々としながら、健康観察板を覗(のぞ)いています。

 

健康状態の不安定さは、

子どもたちに限りません。

どれほど気を配っていても、

体調を崩してしまう場合が、先生方だって当然あります。

また、先生方のご家族が健康を害してしまうことだってあります。

そんなときは、「お互い様」の精神で、

みんなでカバーをし合っていきます。

 

担任が不在のときに、

代理で誰がどの授業に入るのか決めることを、

教員界隈(かいわい)では、

「補欠を組む」

といいます。

その担当となっているのが、本校の場合、

主に村瀬が務めております。

 

授業内容は主に、お休みされる先生か同じ学年の先生方が決めます。

それが記入された「補欠指導票」という用紙が、

村瀬のところに運ばれてきます。

その計画を基に、村瀬は全先生の時間割表とにらめっこしながら、

誰が代わりに教室へ入るのか決めるわけです。

過去ぶつぶつでも紹介しましたが、

そんなときに活躍してくれるのが、

担任をもっていない、スーパーサブの先生方です。

そこに、村瀬を加え、

ついでに、無理矢理、教頭先生も加え、

「補欠指導票」を完成させていくわけです。

 

日によって違う学級に行くわけですから、

なかなか大変な役割ではあります。

しかし、いまだかつて、

先生方にお願いにうかがって、

No!」

と、断られたことはなく、

みんな笑顔で引き受けてくださいます。

それどころか、

村瀬がいつもおろおろおろおろと、

泣きそうになりながら補欠を組んでいるからか、

「村瀬、○時間目空いてるから、入ってあげるよ」

「村瀬、給食、代わりに行ってあげるよ」

「村瀬、アンタ、ろくなことしないから、アタシが代わりに行くわ」

などなど、温かい言葉をかけてもらうことばかりです。

その優しさには、感謝しかありません。

 

補欠に入る(代理で学級に入ること)と、

多くの子どもたちも優しくしてくれます。

「村瀬、宿題はこうするんだよ」

「村瀬、給食はこうやってやるんだよ」

「村瀬、ちゃんとして」

などなど、「ミニ先生」たちから色々とご教授いただきます。

その優しさにも、感謝しかありません。

 

村瀬も経験がありますが、

学校を休まざるをえない先生は、

「うち(クラス)の子たち、大丈夫かな?」

と、気がつけば考えてしまい、

身体は休めても心は休めない状態に陥(おちい)ってしまいがちです。

そんな先生に、一番の薬となるのは、

「先生のクラスの子たち、頑張っていましたよ」

といったように、子どもたちが褒められることです。

村瀬はそのことをよく、補欠に入ったクラスの子どもたちに伝えます。

すると、ますます、みんなで協力し合ってくれることが多いです。

先生を元気にしてあげたいという思いやりですね。

東小には、そんな素敵な心をもった子どもがたくさんいるのです。

誇(ほこ)るべきことなのだと思います。

 

事あるごとにぶつぶつしているように、

本校も人手不足の感は否めません。

お休みや出張が重なり、

補欠を組まなければならない学級が複数現れると、

村瀬はパニックになって、泡を吹きはじめます。

昨日なんぞは、パニックになりすぎて、

大切な用件で学校にきてくれていた教育委員会学習政策課のKさんや、

教材を運びにきていた業者のNさんや、

忘れ物を教室に届けようと廊下を歩いていた事務のTさんに、

「もし暇なら、補欠に入っていきませんか?」

という大変失礼で無謀な提案をしてしまいました。

もちろん全員が白い目を向け、失笑しておられました。

それでも、先生方と子どもたちのやさしさで、

どうにか昨日も今日も乗り換えられたのでした。

明日もそんなやさしさを頼りに、

補欠指導票を手に、

感謝の気持ちを胸に、

右往左往しているであろう、村瀬なのです。

 

それでは、また。