東の方でぶつぶつぶつ・・・

ばたばた感。

2024年2月29日 12時41分

こんにちは、村瀬です。

今日で2月も終わりですね。

「閏年」(うるうどし)ということで、

4年ぶりの29日を迎えています。

さて、朝の職員室前の話。

子「先生今年はなんで29日まであるの?」

村「今年は閏年だからだよ」

子「閏年って何?」

村「4年に1度くるものだよ。だいたい」

子「それで?」

村「閏年の年には夏のオリンピックが開催されるんだよ。だいたい」

子「それで?」

村「それでって・・・」

子「もうおしまい?」

村「・・・うん」

子「村瀬、何にも知らないね」

村「・・・う、うん。ごめん」

閏年のせいで、朝から傷つけられた村瀬です。

 

ところで、

6年生の各教室に掲げられた、

「卒業まであと何日カレンダー」が、

「13日」を示しております。

「いよいよ」

という感じが日に日に強くなっている東小です。

 

来週末には「6年生を送る会」が予定されています。

久しぶりに、

全校が顔を合わせての開催ということで、

現在各学年が力を入れて準備しております。

6年生は、卒業式に向けての練習が、

本格化しています。

村瀬も参加させていただいておりますが、

6年生らしく、みんなが集中して練習する様子が見られます。

引き締まった態度や表情に、

「いよいよ」感は増すばかりです。

 

そんなわけで、学校は全体的に、

わーわーぎゃーぎゃー、どたばたじたばた、しております。

でもこの「ばたばた」感、

幸せなことなんだよな、と子どもたちを見て思っている村瀬です。

 

先ほども触れましたが、今年は閏年です。

前回の閏年は、4年前、2020年のことでした。

みなさん、覚えていらっしゃるでしょうか。

4年前のこの時期、何が起きていたか。

 

4年前の2月27日、

夕方、当時の首相から、

「3月2日より、学校の休校を要請する」

との発表がされました。

例のういるす拡大のためです。

村瀬はそれを、車の中で聞いたのですが、

驚きの内容に唖然(あぜん)とし、車を停車したことを覚えています。

当時、村瀬は6年生の担任を務めておりました。

その日、学校をあとにする直前まで、

卒業式をどのような形にするか、

長い時間を掛けて会議で検討していました。

結論が出て、明日から式までのスケジュールを決め、

一緒に学年を組んでいた先生と、「明日から頑張ろーぜ」と、

鼓舞(こぶ)し合った直後の発表でした。

 

3月2日から休校と言っても、

3月1日は日曜、2月29日は土曜だったので、

子どもたちと会えるのは発表があった翌日の1日のみです。

まさに非常事態です。

卒業式はなんとか行う方向で、という話になっていたので、

28日は、一日中、卒業式の練習を行うという、

通常ありえないスケジュールを組み、子どもたちと過ごしました。

おそらく、東小学校もそうではなかったのかと推測します。

ばたばたしたまま、その日は終わり、

翌週からは、静かな、実に静かな学校となってしまいました。

6年生を送る会もなく、お別れ試合やお別れコンサートもなく、

「卒業式まで何日カレンダー」も止まったままです。

名残(なごり)惜(お)しい切なさよりも、

空(むな)しさが強い3月の日々でした。

 

あの日々を経験した当時の卒業生たちや担任陣からすると、

この「ばたばた」感は、実に羨(うらや)ましく感じるのだと思います。

 

あれからもう4年。いえ、まだ4年なのでしょうか。

多くの場所でかつての日常を取り戻すことができています。

子どもたちも忙(せわ)しない日常ですが、

この雰囲気が幸せなことだと感じながら学校生活をおくってほしいな。

6年生の合唱を聴きながら、そんなことを考えていた、

村瀬なのでした。

 

それでは、また。