ベストメンバー。
2024年4月11日 20時19分こんばんは、村瀬です。
先程まで、離任されたY先生と一緒に仕事をしておりました。
学校が変わっても、東小学校のためにと、
村瀬のちんぷんかんぷんな質問の数々に対して、
Y先生らしく丁寧に答え、解決してくださいました。
ウサギ好きのY先生ですので、
そのお礼に「むぎちゃん」(うさぎさん)を貸してあげようと思いましたが、
日々むぎちゃんに愛情をたくさん注いでいるT先生に、
何をされるか分からないので、やめました。
Y先生、ありがとうございました。
オフィシャルぶろぐ「本日のオレンジキッズ」にも記したように、
本日は、「離任式」でした。
ご都合もあり、離任された先生方全員が参加することはかないませんでしたが、
8名の先生に来ていただきました。
東小を後にした先生方の功績はそれぞれに大きく、
空いてしまった穴の大きさにうなだれる近頃の村瀬です。
「A先生ならきっと分かるよな」
「B先生どうやってたっけ?」
「こりゃC先生しか知らないな」
という事態が頻発しております。
どの先生の替わりも、村瀬には到底務まるものではありません。
本日の離任式で、それぞれの先生方の話を聞きながら、
「いかないで! 帰ってきて!」
と、涙をこぼして叫んでしまいそうになりました。
しかし、そんな中で、思い出したことがあります。
随分前ですが、サッカー部の監督を務めていたことがあります。
不甲斐ない監督のために、
大変優秀なベテランコーチM先生が、
日々サポートしてくださっていました。
とある大会のときのことです。
予定していたメンバーが、様々な事情で欠席となってしまいました。
予定していたプランがだめになり、
ポンコツ監督は慌てふためきます。
「やべー、やべー。
Aがいない、Bもいない、おまけにCもいない。
これじゃどーしよーもねー。
げーむおーばーだ」
そんな様子を見て、横で座っていたM先生が、
ぽんこつ監督に肩を組み、こう言ったのです。
「あれがいない、これがいないなんて、
考えても仕方がない。
今ここにいるメンバーが、
ベストメンバー」
その言葉を聞いて、
ポンコツ監督は目が覚める思いをしたのでした。
東小学校は、確かに大きな戦力を失いました。
でも、新しく東小学校にきてくれた先生方もたくさんいます。
そして、それらの先生方は、
まだ日は浅いですが、東小の子どもたちのためにと、
離任された先生方と同様に日々、奮闘してくださっています。
空いた穴は、埋まらないのかもしれません。
だけど、
新たな場所を耕し、新しい東小学校に変えていくことは可能でしょう。
今、ここにいる教職員が、
東小学校のベストメンバー。
そう信じて、子どもたちの成長のために手を取り合っていく。
それがきっと、離任された先生方への恩返しになるのではないかと思います。
子どもたちから感謝の拍手で見送られていく先生方をみながら、
そんなことを考えていた、元ポンコツ監督なのでした。
それでは、また。