幸運の印。
2024年4月25日 16時39分こんにちは、村瀬です。
本日はきれいな青空が広がっております。
昨晩までの雨に濡れた、満開に近いツツジが、
目に眩(まぶ)しく映ります。
気温もそこまで高くなく、とてもさわやかな気候です。
さて、4月も下旬を迎えております。
村瀬、いえ、子どもたちが、待ちに待ったゴールデンウィークも、
手の届くところにきております。
考えてみれば、入学式からまだ3週間しか経過しておりません。
先日、学校の先生にとっての「師走」(しわす)は3月だ、
なんてぶつぶつしましたが、
4月も加えたいと思います。
ばたばたのじたばたのどたばたで日々が過ぎ去り、
昨日の記憶さえ定かではない状態です。
まあきっと、中身の濃い時間だったのでしょう。
この3週間で、村瀬は5歳くらい年を重ねたかのように、
身体の各所に不具合が生じています。
目、鼻、耳、のど、肩、腰、ふくらはぎ、シミなどなど、
不具合の総合商社と化しております。
ほどほどの疲労は深い睡眠につながるようですが、
いきすぎた疲労は眠りまで浅くしてしまうのか、
新聞配達員さんより早く目覚めることもしばしばです。
朝、職員室の前に立ち、
子どもたちにあいさつをしながら迎えるようにしているのですが、
まあ、あくびがとまらないことったら。
「村瀬、先程から9回もあくびしてますよ」
と、5年生の少年から指摘を受けました。
「これはこれは、失礼いたしましふぁ~~あ」
と、詫(わ)びながらあくびをする始末です。
そんな無礼者が、今朝も子どもたちにおはようを伝えていると、
1年生の少女が村瀬に近寄ってきて、
「村瀬、これあげる」
と、オレンジ色の折り紙を渡してくれました。
村「なんだい、これは?」
子「中に入ってるの」
村「何がだい?」
子「四つ葉のクローバー」
村「天使かよ!」
村瀬のくたびれた姿を見るに見かねてでしょうか、
幸運の印の代名詞を、プレゼントしてくれたのでした。
その優しさに、涙がちょちょぎれそうになります。
その1年生だけではなく、
時折摘(つ)んできたお花をくれる2年生の少女たちもいます。
肩を自分でほぐしていると、
「やってあげるよ」
といって、肩たたきをしてくれる4年生の少年もいます。
尋常じゃない強さなので、「肩たたき」というより、
「肩こわし」というほうがしっくりくるかもしれませんが。
村「どうして先生の靴底、両方ともやぶれたんだろ?」(過去ぶつぶつ参照)
子「それ、見るからに古そうじゃん」
子「歩き方が悪いんじゃない?」
子「日頃の行いでしょ」
と、朝から村瀬のしょーもない疑問に付き合ってくれる、
少年少女もいます。
そんな朝の何気ない優しさややり取りが、
村瀬の憩(いこ)いの時間となっております。
かまってもらえて、ありがたい限りです。
そこで元気をもらって、
どうにか立っている現在の村瀬です。
この三週間、新しい学年、新しい学級、新しい環境の中で、
「頑張って」過ごしている子どもたちも、
多くいるのではないかなと推測します。
村瀬以上に疲労が溜まっている子どももいることでしょう。
保護者の方の中にも、きっといるのではないかと思います。
明日を乗り越えれば、とりあえず3連休です。
その中で、ほっと一息つける時間が、
どこのご家庭にも生まれるといいな。
そんなことを、
四つ葉のクローバーを見ながら願っている村瀬なのです。
それでは、また。