試練。
2024年4月22日 19時07分こんばんは、村瀬です。
本日は、授業公開にお越しいただき、誠にありがとうございました。
多くの保護者のみなさんに足を運んでいただき、
子どもたちはもちろん、我々教員も嬉しく思いました。
オフィシャルぶろぐ「本日のオレンジキッズ」でも、
授業公開について触れました。
先程書き終えて、ほっと一息つき、
なぜか担任以上に疲労感を前面に出して、
帰り支度を始めたときに、思い出しました。
今日、お越しいただいたとある保護者の方に、
「ぶつぶつ読んでますよ」
と、大変ありがたいお言葉をいただき、
「今日も書きますよ!」
と、思わず約束していたことを。
ということで、あわてて着座し、
再びまじめな仕事をしているふりをして、
パソコンに向き合っている次第です。
昨日のことです。
黄砂(こうさ)やら花粉やら鳥のフンやらで汚れきっていたので、
昼中、洗車に勤(いそ)しんでみました。
そして、ちゃんと、雨が降り始めました。
村瀬の洗車後の降水確率は余裕で70%を越えます。
まあ今回は、天気予報通りだったようですが。
夜になり、雨が強くなり、急に不安が高まります。
あれ、今日中に雨やむんじゃなかったっけ?
あわてて天気予報を確認すると、
午前9時まで傘マークになっているじゃないですか。
ということは、
授業公開が始まるまで、雨。
ということは、
雨の中、
保護者が来校。
ということは、
徒歩や自転車で来られる保護者のみなさんは、
ずぶ濡れ。
ということは、
駐車場のラインが引けず、
運動場が大混乱し、クラクションの嵐。
ということは、
ずぶ濡れの保護者のみなさんや、
クラクションを鳴らしまくる保護者のみなさんの、
怒りの矛先は、当然村瀬に。
傘を振り上げた人々に追い回される村瀬。
これは、まずい。
村瀬はあわてて、
まーがれっと(娘の通称)がコレクションしている、
てるてる坊主型ご当地キーホルダーをかき集め、
窓辺に飾ります。
「おお、お天道(てんとう)様、
どうか、雨をやませてくだせえ。
すぐに、とは言いませぬ。
明け方頃で大丈夫でございやす。
7時前までには、どうにかおねげーします。
叶えてくださるのであれば、
我に試練を与えていただいても構いませぬ。
でも、まあ、できる限り小さな試練で・・・」
夜中、そう祈りを捧げたのでした。
そして、その祈りは叶えられました。
なんと珍しいことでしょう。
これで村瀬に対する武力蜂起(ぶりょくほうき)はなくなりそうです。
朝、てるてる坊主たちに手を合わせ、
ルンルン気分で登校しました。
運動場も思ったよりは水溜まりが少ない状況です。
ルンルン気分でラインを引きます。
水溜まりにはまらないように、慎重に歩みを進めながら、
四本のラインを引き、臨時駐車場を完成させました。
その喜びを表現しようと、
万歳三唱(ばんざいさんしょう)しようとしたときに、
足元に違和感を感じました。
靴の中がびしょ濡れになっているではありませんか。
まてまて、あれほど慎重に歩いたんだぞ。
じゃーじだって汚れてない。
靴の表面だって乾いているじゃないか。
一体どうなってるんだ?
靴を脱ぎ、状況を確認して、分かりました。
靴底、破れてる!
それも、両足とも!
「お、お天道様、
こ、これが、与えられた試練なのですね。
確かに、小さい試練・・・」
そんな試練を乗り越え、
駐車場に立ち続けていた村瀬です。
今年度も、皆さんがルールを守ってご来校いただき、
何一つ大きなトラブルもなく、駐車場は埋まっていきました。
自動車組だけでなく、
遠方より徒歩や自転車できていただいた方も、
ぶーぶー言うことなく、
実に爽やかな笑顔で挨拶をしながら来校し、
また、帰宅されていきました。
そのマナーの良さったら。
さすがです。
保護者のみなさん、
本日はご多忙の中お越しいただき、
また、子どもたちの手本となるような行動をとっていただき、
誠にありがとうございました。
そんな感謝を胸にして、
裸足に革靴という、
どこかのトレンディー俳優のような格好で、
今度こそ帰宅しようと思う、村瀬です。
お声を掛けて下さったお母様。
約束、守りましたよ。
どうです、今日もしょーもないでしょ?
それでは、また。