「玉どめ」と「おたまじゃくし」。
2024年5月22日 14時15分こんにちは、村瀬です。
今日は雲が広がり、風も吹き、過ごしやすい気候ですね。
今朝、高学年の男の子がやってきて、
「ぼくは気合いを入れて乗り越えるタイプです」
と、村瀬に話しかけてきました。
突然のことにきょとんとする村瀬を、
「ぶつぶつしてたでしょうが!」
と、少年は叱責(しっせき)します。
なるほど、前回ぶつぶつしたことかと、
ようやく合点がいったのでした。
「先生は、のんびり雲が晴れるのを待つタイプだな」
と、返すと、
「だからいつもぼーっとしてるのか」
と、勝手に納得し、少年は立ち去りました。
「少年、待たれよ!
誤解じゃ、それは見事すぎる誤解じゃ!」
なんて言葉は見事に届かず、少年は昇降口に吸い込まれていったのでした。
さて今日は、
オフィシャルページ「本日のオレンジキッズ」
でも記した通り(最近は二刀流の村瀬です)、
PTAのみなさんが、
5年生家庭科の学習支援をボランティアで行ってくださいました。
本日は2クラス(明日も行っていただきます)がお世話になり、
ボランティアさんの数はなんと(延べ)16名にもなりました。
なんて幸せな学校なんだろうと、
その手厚い支援ぶりに感動と感謝の気持ちがあふれました。
ボランティアのみなさん、
お忙しい中にもかかわらず、
子どもたちのためにありがとうございます。
今日は「玉どめ」や「玉結び」の学習を行っていたようですが、
授業中、玉どめの練習をしているときに、
担任のU先生が、
「みんな、『おたまじゃくし』になった?」
と、声を掛けておられました。
なるほど、玉どめをして糸を切った後の形が、
確かにおたまじゃくしに見えます。
村瀬も小学生のとき、
玉どめや玉結びの大きさや形を、
他のものにたとえて教わったことを覚えています。
ただ、おたまじゃくしなんてかわいらしいたとえではなく、
「鼻くそ」
という、小学生男子だけが喜ぶような言葉に置き換えられていました。
「いいか、みんな。
目指すは、『リスの鼻くそ』だ」
と発破(はっぱ)をかけられ、見たこともないサイズを目標として、
玉どめの練習を繰り返しました。
が、不器用の代名詞ともいわれる村瀬は、
当然のように、まるでうまくいきません。
やがて、巡回してきた先生に、
「おい村瀬、
それは『リスの鼻くそ』じゃない。
『ゴリラの鼻くそ』だ」
と、告げられたことをはっきり記憶しています。
もしもあの当時、
現在の東小と同じように、
優しいボランティアさんに教えてもらっていたのなら、
かわいらしいたとえで「玉」のサイズを教わっていたのなら、
今頃村瀬は、
家庭科の先生として活躍していたかもしれない。
そんなことを恨(うら)みがましく思っていた、
家庭科室での村瀬なのでした。
それでは、また。