ささいな出来事。
2024年5月31日 15時04分こんにちは、村瀬です。
今日はぐずついた天候ですね。
気圧が不安定だと、身体に影響がでやすい人もいますよね。
台風は温帯低気圧に変わったようですが、
気圧も早く落ちついた状態になるといいです。
ちなみに村瀬のお腹(なか)もぐずついております。
こちらの理由は大変明確です。
今朝、健康診断を受けてきたからであります。
我々教職員は、
年に一度は健診を受けることになっております。
お腹がぐずついている原因、
それは他でもない、バリウム(+混ぜられたもの)です。
胃の検診のために、ごくごく飲まされるものです。
相変わらず、苦手です。
得意な人など、いるのでしょうか。
健診会場で思い出したのですが、
昨年度はさまざまな検査で褒められました。
(一年ほど前のぶつぶつ参照)
よし、今年も褒められるぞ、と意気込んで検査に臨(のぞ)んだわけですが、
残念な結果でした。
昨年度、胃検診では、病院の先生の望む角度に身体の向きを整え、
「いいですね! 素晴らしいです! 絶妙(ぜつみょう)です!」
と、次々褒め言葉をもらいながら、
検査台の上で身体を回転させておりました。
しかし今年度は、
「すみません、もうちょっと身体を傾(かたむ)けて。
あ、それは行き過ぎです。少し戻して。
あら、戻し過ぎちゃった」
と、だめ出しのオンパレードでした。
意気消沈(いきしょうちん)しながら受けた心電図検査では、
「ちょっと、肩の力を抜きましょうか」
と、指摘を受けました。
さらには昨年、冴(さ)え渡った視力検査では、
自信満々の回答が見事に違い、
両目ともしっかり下落する結果となりました。
なぜだか、身長だけは伸びており、
「老化」と「成長期」のハイブリッドな自分に、
戸惑いを隠せない村瀬なのでした。
まあ、昨年は、
検査中は褒められたとはいえ、
検査結果はヤバい項目も見られました。
特に血液検査の結果(悪玉コレステロール値など)で、
なかなかの数字をたたき出してしまいました。
そこで今年は、
血液を採取される際に、
美しい川の流れをイメージすることで、
血液もきれいでサラサラにする、
という作戦に打って出ました。
目を閉じ、
日本を代表する清流「四万十(しまんと)川」を思い起こしていました。
きっとうっとりした表情をしていたので、
検査をしていた方を戸惑わせてしまったことでしょう。
検査結果が楽しみです。
そんなことはさておき、
学校に戻った後もお腹の症状が変わらず、むしろひどくなり、
うーうー言っております。
それでもやるべきことはやらねばなりません。
給食のコンテナの運搬を助けるために、
北館に向かっていたときのこと。
お腹を押さえ、苦悶の表情をして歩く村瀬に対して、
「村瀬、どうしたの? 大丈夫?」
と、声をかけてくれた少女(たぶん3年生)がいました。
村「うん。ちょっとお腹が痛いんだ」
子「だったら休んだ方がいいよ」
村「でも、コンテナ運ばなきゃ」
子「えらいね」
なんて優しい言葉をかけてくれました。
お医者さんに褒められるより嬉しかったです。
先程の昼放課の話です。
うーうー言いながら廊下を漂(ただよ)っていると、
低学年の子だと思いますが、村瀬の前を歩く少年がいました。
その少年は途中で立ち止まり、
廊下の隅の一点を見つめはじめました。
しばらくした後、その隅に手を伸ばし、
何かを手のひらに乗せ、昇降口から出ていきました。
そっと追いかけて様子を見ると、
保健室前の畑にしゃがみこみ、校内に戻っていきました。
その場所に行くと、小さなダンゴムシが。
おそらく、少年が逃がしてあげたものでしょう。
心がほっこり温まり、お腹の痛みも引いた気がしました。
日常にありふれた、
ささやかな言葉や行動も、
誰かにとっては、
とても大きな支えや喜びとなることもあると感じます。
学校は、そんなささやかな出来事の宝庫なのでしょう。
私たち教員にとっての一つの喜びは、
それらにたくさん触れられることにあるのだと思います。
ささいなことでも拾い上げ、
その素晴らしさを子どもたちに伝えてあげられる、
そういう教員でありたいな、
と、お腹を押さえながら思っています。
どうやら、給食時、
「これ、飲んだら、やばいかな。
でも、おいしいもんな」
と、誘惑に負けて飲んだ牛乳が、
しっかりと胃腸を刺激しはじめたようなので、
これにて失礼します。
それでは、また。