困ったときは。
2024年6月26日 17時01分こんにちは、村瀬です。
予想に反して、陽射しが差し込む時間が長くなっております。
本校では本日、市内の小中学校の先生方がお越しになる会議があり、
村瀬は来校された皆様の車の誘導を行っておりました。
念のためにと、事前に水分を多量に摂取(せっしゅ)したところ、
どうも水分過多(かた)になってしまったようで、
誘導開始3分で、猛烈にお手洗いへ向かいたくなりました。
暑さではなく、違う原因で汗をかきましたが、
どうにか間に合ってよかったです。
そういえば、暑さ以外の汗を、今日は違う場面でもかきました。
私たち教員は、
教員である前に、
一人の人間です。
また、一人の保護者である場合もあります。
ですので、時に体調を崩してしまうこともありますし、
保護者のみなさんと同じように、
学校行事や家庭の都合で学校に来られない場合もあります。
それに、出張等で教室を空けなければならないことも多々あります。
そんなときは、担任の代わりに、
誰か教員を配置しなければなりません。
ずいぶん前(昨年度)にぶつぶつしましたが、
そのことを「補欠を組む」といいます。
そんな役目を、村瀬はよく担(にな)います。
そんなとき、いつでも力を貸してくださるのが、
K先生、M先生、H先生、W先生、F先生といった、
普段補助的に各学年、学級を支えて下さっている先生方です。
補助の先生方がいらっしゃらなければ、
間違いなく学校は回っていきません。
「あのぉ、今日は〇〇先生がお見えにならなくてぇ、
○年○組で人手が必要なんですけれどもぉ、
もしよろしければ、そちらに入ってもらえませんかぁ?」
と、村瀬がモジモジしながらお伝えすると、
みなさん、二つ返事で引き受けてくださいます。
村瀬は補助の先生方に足を向けて眠れないので、
立って寝ているほど感謝しています。
しかし時に、
補助の先生方の都合が付かず、
村瀬やY先生、教頭先生といった、
担任外の先生方も授業の関係で補欠に入れない、
という非常事態も発生することがあります。
今日もそんな状況でした。
そして、暑さではない、汗をかいていたのです。
どうしよう、どうしようと、
危(あや)うく気を失いかけたとき、
「私、3、4時間目、授業ないから入れますよ」
と、4年のY先生が声を掛けてくれました。
「ワタクシも3時間目なら」
と、3年のI先生も。
通級担当のO先生も、
「アタクシも入りますわよ」
と、言葉をくださいました。
授業がない時間を「空きの時間」と呼びますが、
何も休憩時間ではありません。
授業の研究や準備、
回収したプリントやテストの○付け、
その他事務的な仕事をこなすなど、
担任の先生方にとって、
「空きの時間」は実に貴重な時間です。
それにも関わらず、
困っているとそんな声を掛けてくださるのです。
今日の3名以外にも、
村瀬がパニックになり、ベソをかきそうになっていると、
同じように声を掛けてくださる先生方がたくさんいます。
K先生、S先生、T先生、M先生、U先生、J先生、F先生、I先生などなど、
ざっと振り返っただけで、多くの顔を浮かびあがります。
先日なんて、
村瀬が先生方のデスクに背を向け、
腕を組み、天を仰ぎ、口を開けていると、
「村瀬、私、5・6限なら入れますよ」
と、M先生が言葉をくださいました。
きっと村瀬が、頭の中で補欠を組み、
悩んでいるに違いないと思ったのでしょう。
しかしその時、村瀬は、
(あれ、歯医者さんの予約って、
今日だったっけ? 明日だったっけ?
あ、歯間ブラシもってくるの忘れたな)
と、どうでもいいことを考えていたのでした。
「先生、ありがとうございます!
お気持ちだけで十分です!」
なんて返しましたが、
M先生、あの時はごめんなさい。
(おまけに歯医者さんの予約は、前日でした。)
そんなことはさておき、
「手前みそ」の話になり恐縮ですが、
本校の職員は、
「困ったときはお互い様」という思いやりの精神を大切にして、
行動に移すことができる人々が大勢います。
これは、東小学区のみなさんと同じだなあ、と感じます。
担任が不在の際は、
いろいろとご迷惑やご不便をお掛けすることもあるかと思いますが、
持ち前のその思いやりを発揮していただき、
ご理解いただけますとありがたいです。
なんてことを考えて、
担任不在の学級に入り、
テスト監督をしながら、
ぶつぶつしている村瀬なのでした。
それでは、また。