東の方でぶつぶつぶつ・・・

トイレの神様。

2024年11月6日 14時49分

こんにちは、村瀬です。

11月というのに、現在は半袖で過ごしております。

そのくせ、明日の予想最低気温は1ケタだそうで、

寒暖差に悲鳴をあげまくっている老体の村瀬です。

 

さて、今朝の話です。

5年担任のJ先生が村瀬に詰め寄ってきました。

「村瀬、大変です。

 北館2回のトイレの臭(にお)いがひどすぎます」

「先生、それは十分過ぎるくらい知っておりますよ。

 北館のトイレの臭いといえば、

 東小を語る上で外せないほどの歴史がありますからね。

 レトロな「市電」に継ぐ名物となりつつありますよ。

市内でもそこそこ名を轟(とどろ)かせていると思いますよ。

しかし、「臭い」というともう字面(じづら)からして、

良い気分になれませんな。

「くさい」とも読めてしまいますからな。

せめて、『香(かお)り』と言いましょうか。

北館のトイレの香り。

うん、少しイメージがよくなりましたな」

「いつもの臭い以上に強いんです。

 なんなら、階段下や教室までひどいにおいが漂ってきます。

 どうにかなりませんか?」

「いつもの香り以上にですか。

 それは困りましたな。

 きっとなんともならないけれども、

 何か策を考えましょう」

 

村瀬は現状を確かめるために北館へと出向いたのですが、

J先生の言う通り、いつも以上の臭い、いや、香りが漂っていました。

 

北館で生活する2年生や5年生、また、その保護者の皆さんには、

大変心苦しいのですが、

ずいぶん前から北館のトイレの悪臭については、悩まされております。

J先生をはじめ、北館の先生方は、

少しでも子どもたちが苦しまないようにと、

念入りに掃除をしたり、芳香剤を活用したりして、

どうにか日々対応してくれています。

 

その現状を何度も市役所に掛け合い、

何度も業者さんに見てもらってはおりますが、

大規模な工事をしない限りは改善が難しいとの見解です。

巨額な税金を投じなければならない事案ですし、

本校だけがボロボロならばいいのですが、

市内には似たような状況にある学校がいくつもあります。

ですので、簡単には解消できることではありません。

 

それを重々理解しながらも、

施設面で困ったときは、

市役所の学習政策課に相談の連絡を入れてしまう日々です。

改善策なんて浮かばない村瀬は、

今日も即座に電話してしまいました。

そして、電話に出てくださったO様に窮状(きゅうじょう)を訴(うった)えます。

当然ですがO様も東小の現状をよく知っています。

「いつも以上の香りなんでやんす。

お暇なら、嗅(か)ぎに来てくだせえ。

または何か対応策があれば、教えてくだせえ」

すぐにはどうにもならないことは承知の上ですので、

連絡をまつことにしました。

 

その30分後です。

なんと、O様が学校に現れたではありませんか。

子どもたちのため、

現場を見て対応策を考えようと来てくださったのです。

「神様じゃ!

トイレの神様が来てくださった!」

村瀬の心の中は大騒ぎです。

北館2階まで案内すると、

O様は、しっかりと問題箇所を見つけ、

対応策を教授してくださいました。

結果、現在はいつものレベルの臭い、

いや、香りに落ちついております。

 

O様の迅速(迅速)な対応に触れ、

村瀬は深く感謝するとともに、我が身を振り返りました。

助けを求める声が上がったら、

たとえ忙しい身であったとしても、

すぐに手を差し延べることができているだろうか、と。

 

そういえば先週、

5年生のU先生から、

北館の屋上から吊(つ)り下げられた「グリーンカーテン」(ヘチマ)を、

どうにかしたいと相談されたてたよなあ。

それなのに、

出張だとか図工の教材研究だとか、

〆切ギリギリの書類作成とかを言い訳にして、

見て見ぬふり、してたよなあ。

 

村瀬は猛省し、先ほど、北館の屋上によじ登り、

チビりそうになりながらも(若干高所恐怖症のため)、

どうにかこうにか、グリーンカーテンを外したのでした。

 

O様、本日はありがとうございました。

また、O様に限らず、

学習政策課や学校政策課、

学び支援課や子育て支援課といった、

子どもたちに関わる部署や関係機関の皆様。

いつでも丁寧に相談にのっていただき、

また、速やかに対応していただき、

心より感謝しております。

その誠実な対応を見習い、

村瀬も少しは人様のお役に立てられるようになれれば、と思います。

 

それでは、また。