当たり前のこと。
2024年11月26日 12時44分こんにちは、村瀬です。
村瀬の背がどんどん丸まってきております。
すっかり冬ですね。
そんな中であっても、
半そで・短パンボーイあんどガールが、
いつの世でも一定数いるものです。
「村瀬、寒いよ」
朝方、とある半そでボーイが訴えてきました。
「じゃあ温かい服、着なさいよ」
と、言うのが真っ当な返答でしょうが、
「気合いが足りん!」
と、喝(かつ)を入れた、
はるか昔、半そで・短パンボーイだった先輩の村瀬です。
今日も東小学校には、
いつものように子どもたちの笑い声が響いています。
寒さに負けず、大放課には多くの子どもが、
運動場を走り回っています。
廊下ですれ違うと、「こんにちは」とあいさつをしてくれたり、
全校のために係や委員会活動に励(はげ)んでくれたりしています。
今朝、久しぶりに職員室の前に立ってあいさつをしました。
冒頭の少年だけでなく、
何人もの子どもが村瀬に声を掛けてくれました。
「村瀬、久しぶりじゃん」
「村瀬、元気?」
「村瀬、早く図工やってよ」
「村瀬、お菓子(かし)の名前教えて。
みんなで72個言えたよ」
当たり前の会話に、
村瀬は元気をもらいました。
私事の話で恐縮ですが、
つい先日、身近な人が他界しました。
そのため、しばらく学校から離れておりました。
急な出来事で、
今でもどこか信じられず、
現実として受け入れがたい思いを抱えています。
そんな状況だからこそ、
東小に広がる「いつも」の光景や「当たり前」の会話が、
まぶしく思えます。
本当はどこにも、
「当たり前」のことなんてない。
今日穏やかな日だとしても、
明日も続くとは限らない。
そう理解しているはずなのに、
すぐに忘れてしまいます。
くだらないことで笑えること。
ちょっとしたことで腹が立つこと。
うまくいかず落ち込むこと。
ただただぼーっと過ごすこと。
そんな日常を送れるが、どれほど素晴らしいことか。
勉強や運動が苦手でも、
思うような活躍ができなくても、
この世界に生きている。
それだけで、どれほど尊(とうと)いことか。
そんなことを、今、痛切に感じています。
「村瀬、また『やらかしちまった話』聞かせてよ」
そう言って4年生の少年が通り過ぎていきました。
「おうよ、任せとけ!」
心のどこかに穴が空いてしまい、
北風のような冷たさがスースー吹き抜けるこの頃ですが、
こうした子どもたちとの当たり前のやりとりが、
少しずつその穴を塞(ふさ)いでくれることと思います。
そういえば、運動会のとき、
区分けのためのロープを巻き付ける杭(くい)が、
水道管を破損させたんだっけ。
それ、打ったの、村瀬。
よし、この話をしてあげよう。
(日進市教育政策課の皆様、ゴメンナサイ。
迅速に対応していただき、ありがとうございました。)
それでは、また。