東の方でぶつぶつぶつ・・・

感謝の公開。

2025年2月7日 08時00分

こんにちは、村瀬です。

予報通りの強烈な寒気ですね。

冷え込む日が続き、

首が縮み、

背が丸まり、

おそらく身長が5cm程低くなっております。

今日も車や土がうっすら雪化粧をしておりました。

そういえば、二日前の朝にも、

雪がちらつきましたね。

震えながら挨拶をしていると、

3年生の少女が、

「村瀬、老(ふ)けたね」

と告げてきました。

「はっはっは。

 雪が髪についているからってことだね。

 なかなか良い発想だね」

と、村瀬は余裕の笑みを返しました。

「雪、関係ないよ」

「なんですと!

 いや、確かに、

 どちらかというと右側に目立っていた白い毛が、

 ここのところ左側にも一気に増えてきたな、なんて、

 鏡に映る自分を見て深いため息を重ねていたけど、

 いや、これは光の加減に違いない、

 そうだそうだ、気のせいだ気のせいだと、

自分に言い聞かせてはいたが・・・。

少女よ、もう一度よく見て見るのだ。

これは雪のせいであろう!」

「ううん。白髪(しらが)だよ」

「ぶはっ!」

そう言い残して去って行く少女。

崩れ落ちる村瀬。

子どもは時に、実に残酷なほど正直ですね。

見るに見かねたのでしょう、2年生の少女が、

うなだれる村瀬の髪についた雪を、

そっと払ってくれたのでした。

 

そんなことはさておき、

昨日は授業公開でした。

大変多くの方にご参観いただき、ありがとうございました。

私たち教員はもちろん、

子どもたちも嬉しく思っていたことでしょう。

今年度より赴任した校長先生も、

授業公開にお越しいただく人の多さに大変驚き、

喜びも感じておられました。

 

また、いつものことながら、

子どもたちの手本となるようなマナーの良さで、

来校していただいたり参観していただいたりしていただきました。

このことについても深く感謝しております。

再三お伝えしている通り、

現在東小学校はバリバリ人手不足で、

駐車案内等、保護者のみなさんの良識に委(ゆだ)ねる状況が生まれてしまいました。

それでも、事前の案内や、

しどろもどろで鼻声の校内アナウンス(担当村瀬)に従い、

粛々(しゅくしゅく)と行動していただきました。

寒い中外で待機させてしまう状況や、

凍えるような廊下から子どもの様子を参観させてしまう状況を生んでしまい、

大変心苦しく思っておりました。

場合によっては暴動が起きることも覚悟しておりましたが、

どなたもぐっと堪え忍んでくださいました。

ありがとうございました。

 

1年生の成長した姿に大きな拍手を送っていただいた方、

2年生の開発した斬新(ざんしん)なゲームに大笑いしていただいた方、

3年生の合唱やリコーダー演奏や、

6年生の想いや決意発表に目頭をぬぐっていらっしゃった方、

4年生の福祉、5年生の防災の発表に、

子どもたち以上に真剣に話を聞いていただいた方など、

様々な姿が参観されている保護者のみなさんにも見ることができました。

それも嬉しく思います。

また、そんな姿が、子どもたちの励みや今後の意欲につながることと思います。

重ねて御礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

今回、やむにやまれず参観できなかった方もいらっしゃるでしょう。

また、参観スタイルが2学年ずつであったために、

一人のお子様をじっくりと見てあげることができなかったご家庭もありました。

大変申し訳なく思いますが、

そんなみなさんに伝えたいことは、

子どもたちはみんな、その子なりのペースで、

確実に前に進んでいます、

ということです。

近くに寄りすぎていると体感できないかもしれませんし、

時に後退しているように見えることもあるかもしれません。

しかし、間違いなく、

前進しているものです。

その歩みは学校だけで達成できるものではありません。

ご家庭の支えがあって成り立つものです。

そのことについても、

深く感謝申し上げます。

いつもありがとうございます。

そして今後も、

学校と家庭が手をつないで、

子どもたちのためにともに歩んでいけたらと願います。

 

ところで、交通誘導している際に、

このぶつぶつを楽しみにされていると、

声を掛けてくださった保護者様が数名おられました。

感激の極みでありました。

そんな声に後押しされて、

バタバタ感にやられてつまづきそうになっていた、

週に一度はぶつぶつ、という圧倒的に低いハードルを、

どうにか今週も越えることができました。

ありがとうございます。

 

と、いうわけで、

オフィシャルぶろぐ「本日のオレンジキッズ」にも記しましたが、

感謝がいっぱいの授業公開となったのでした。

 

なんて、昨日の帰り、素敵な時間だったなあと噛みしめるとともに、

ある気持ちが芽生えました。

我が子まーがれっと(通称)の活躍を見てみたいと。

帰宅後、早速相方に問います。

「まーがれっとの授業公開はいつじゃ?」

相方は答えます。

「終わったよ」

「なぬ?!」

呆然(ぼうぜん)とする父。

部屋の奥でにやりと笑うまーがれっと。

村瀬家の中にも、

強い寒気が流れ込んでいるようです。

お後がよろしいようで。

 

それでは、また。