東の方でぶつぶつぶつ・・・

言葉の力。

2025年7月1日 16時16分

こんにちは、村瀬です。

先程、WBGT(暑さ指数)が31を突破してしまいました。

運動場から声が聞こえてこないことは、やはりさみしいですね。

さみしさのあまり、

ついつい校舎内を徘徊(はいかい)、

いえ、巡回(じゅんかい)しながら、

いろんな教室を冷やかしている時間が増えている村瀬です。

 

ところで、気がつけば7月が始まっております。

「夏休み」の背中がはっきりと見えてきました。

それもあってか、

暑い中にもかかわらず、

朝、「おはよう」と元気に返してくれる子どもが、

先週に比べて大幅増、となっております。

とても嬉しいことです。

子どもたちの朝のあいさつから、

一日分の元気を吸収して、

どうにか踏ん張っている村瀬です。

 

そういえば先日、

「元気に育ってね」

と、声をかけながら野菜の苗に水をかけている、

2年ガールを見かけました。

さらには、

「村瀬、見て、

 私のアサガオ、きれいでしょ」

と、誇(ほこ)らしげに教えてくれる1年ガールにも出会いました。

「草花に優しく前向きな声を掛けるとよく育つ」

という話をよく耳にします。

科学的根拠があるのかどうかは存じませんが、

村瀬はこの説を信じています。

現に、2年ガールは立派なオクラを収穫できたようですし、

1年ガールのアサガオもたくさんきれいな花を咲かせています。

村瀬が子どもたちのあいさつから元気をもらうように、

草花もきっと、言葉から栄養を得ているのではないでしょうか。

東小学校の緑が現在、モサモサに生(お)い茂(しげ)っているのも、

「東小学校は自然豊かでいいね」

「緑がたくさんあって素敵だね」

なんて各方面から届く褒め言葉を、

彼らがちゃんと耳にしているからなのかもしれません。

だとしたら、

「緑のモサモサはダサいぜ」「緑のツンツンもダサいぜ」

と、彼らに後ろ向きの言葉を吹聴(ふいちょう)しまくれば、

この勢いは止まるのではないか。

そんな考えが頭を巡りましたが、

緑を愛してやまない村瀬に、

そんなことはできません!

 

それはさておき、

「言葉」に力があることは誰もが感じていることだと思います。

それは、良い意味でも悪い意味でも、です。

励まし、癒やし、勇気づける言葉があれば、

傷つけ、踏みにじり、打ちのめす言葉もあります。

当然私たち教員は、

前者の巧(たく)みな使い手でありたいと願います。

 

心も頭もやわらかい子どもたちに対しては、

言葉の力は特に大きな意味をもつと考えます。

たった一つの言葉で、

気持ちが切り替わったり、

行動が変化したりする子どもたちの姿を、

学校でどれだけ目にしてきたことでしょう。

しかしこれもまた、良い意味でも悪い意味でも、です。

だからこそ、

口にする言葉に対して、意識を高める必要がある。

誰よりも言葉選びに失敗し、後悔を積み重ねている分、

ことあるごとにそう自分に言い聞かせている、村瀬なのです。

 

それでは、また。