東の方でぶつぶつぶつ・・・

子どもの名前。

2023年6月2日 12時03分

こんにちは、村瀬です。

予報通り、強い雨粒が地面を打ち付けております。

昨日は急な日課変更により、

各家庭、バタバタさせてしまったことと思います。

大変心苦しかったところですが、

児童の安全を第一に考えての判断です。

ご理解いただいたようで、誠にありがとうございます。

 

時期にふさわしい気候といえば気候ですが、

6月がしれっとスタートしておりました。

村瀬が赴任してから、およそ2ヶ月が経過しましたが、

かたつむりと同じペースで学校に慣れてきております。

村瀬には、

星の数ほど苦手なことがありますが、

その内の一つに、

「人の名前を覚えること」

という、教員にとって致命傷になりかねないものがあります。

 

特に、担任をさせてもらえなくなった(愚痴)近頃は、

その傾向が顕著になり、

ますます子どもたちの名前が頭に入らなくなりました。

マスク着用がスタンダードになったことも、大きな要因でしょう。

現在自信をもって名前を呼べるのは、

どうでしょう、15人前後…。

40分の1ほど…。

このペースだと、全員の名前を覚えるには、

80ヶ月、6年以上かかる計算です。

校長先生や教頭先生、B先生は、

村瀬と同じように担任ではない立場にもかかわらず、

子どもの名前が出ると、

「ああ、あの子ねえ」

と、すぐに思い浮かべることができます。

もちろん、村瀬より長く東小に居るとはいえ、

覚えている数は、ハンパありません。

すげー、すげーと尊敬と憧れを覚えつつ、

これは、まずい、と震えています。

ということで、とりあえず、

理科を受け持っている6年生と、

あすなろさん、どんぐりさんの名前くらいは、

早く全員覚えるぞ、と意気込みながら、

学級写真が挟んでいるアルバムをしょっちゅう開くこの頃です。

 

しかし、名前を覚える一番の近道は、

子どもたちと関わることだと確信しております。

担任をもたせてもらえなくなった(愚痴)近頃は、

担任の先生方が出張などで抜けられるときに、

ピンチヒッターとして教室に参上する機会が増えました。

昨日は、2年生の給食にお邪魔させていただきましたが、

普段6年生に相手をしてもらっている分、

小さくてかわいらしいなあと、感じました。

いや、6年生もかわいらしいですけどね。

 

給食の配膳方法など、

クラスによって多少違いがありますので、

村「先生分かんないから、みんな助けてちょ!」

と、お願いしたところ、

子「先生のくせに分かんないの?」

という声が飛びました。

きびしいですね。

また、

子「あんた、だれよ?」

という声も届きました。

さみしいですね。

村「私、村瀬と申します。以後、お見知りおきを」

と、ご挨拶させていただいたところ、

子「村瀬、そこじゃま。

 当番が迷惑してるからどいて」

と、ごもっともな指導をいただきました。

世知辛いですね。

 

しかしまあ、なんだかんだ言って、

みんな、助けてくれました。

子「先生の分、用意したよ」

子「先生、おかわりはこうやってするんだよ」

子「先生はたくさん食べなきゃだめだよ」

と、多くの子どもたちが、声を掛けてくれました。

やさしいですね。

食後もたくさんの子が村瀬を囲んでくれて、

自分で描いた絵を見せてくれたり、

お気に入りの絵本を見せてくれたり、

村瀬が描いた絵を酷評してくれたり、

最近気にしているお腹の膨らみをつついてくれたり、

恨みでもあるのかというくらい強く肩を叩いてくれたり、

構ってくれたのでした。

かわいらしいですね。

 

そんな関わりの中で、

なんと2人の名前を覚えることができました。

これで、17人!

というわけで、

いろいろなところに顔を出して、

「子どもの名前を覚える。30人は」

ということを、村瀬の今月の目標にしたいと思います。

 

さて、下校時間がせまってきました。

少しは弱まった状態の中、

安全に、無事に全員が帰宅できるよう願いつつ、

ぶつぶつを閉じたいと思います。

 

それでは、また。