東の方でぶつぶつぶつ・・・

仲間が増えたよ。

2023年7月4日 19時02分

こんばんは、村瀬です。

今日もちゃんと、暑かったですね。

朝、音楽専科のS先生に、

「村瀬、二重(ふたえ)になってるよ」

と、指摘されました。

村瀬は疲労がたまりまくると、

二重になるという謎の体質を抱えています。

この暑さと、

日々のドタバタのおかげで、

しっかり二重になっておりました。

なかなかレアな姿です。

そしてまた、

なかなか似合わないことでも、

名を馳(は)せております。

「かわいいでしょ?」

と、念のため問うたところ、

S先生は鼻で笑っておられました。

正しい反応かと思います。

さて、そんな中、

今日は大変喜ばしい出来事がありました。

東小学校に、

教員仲間が加わったのであります。

学習指導補助のW先生です。

この加入が、

どれほど本校にとって大きなことか。

学校が置かれている状況が、

ここのところよくニュースで扱われております。

その中で、

「教員の数が足りない!」

という話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

本校も、しっかりその該当校だったのですよ。

はははは。

なんて、笑ってはいられない状況です。

本校に限らず、

同じ問題を抱えている学校は近隣(きんりん)にも多くあるのです。

一人足りなければ、

その分、みんなでカバーしなければなりません。

東小の先生方は大変協力的な方ばかりで、

この現状を「しゃーない」と受け止めて、

その負担を嫌な顔せずに引き受けてくれております。

本当にありがたい限りです。

そんな中での、W先生の登場は、

教職員一同、

諸手(もろて)を挙げて喜ぶ出来事なのです。

おそらく、W先生を、

最も頼りにしてしまうのは、

他でもない、村瀬なのでしょう。

初出勤して間もないW先生に、

村瀬は歩み寄り、こう告げたのです。

「初めまして、村瀬です。

 今日は二重(ふたえ)ですが、

 いつもは眠そうな一重(ひとえ)です。

 さて、そんなことはさておき、

 来て早々大変申し訳ございやせんが、

 6時間目、5年生の教室に、

 入ってはもらえませぬか?」

そばにいたS先生たちは、

「村瀬、鬼かよ!

 二重の鬼かよ!」

という驚愕の視線を村瀬に送ります。

「だって、仕方ないだろ!

 人が足りないんだもん!

 ぼくだって、そんなお願いしたかないやい!」

と、泣き叫ぶ直前、

W先生は、

笑顔で引き受けてくださいました。

S先生たちは、

「W先生、天使かよ!

 東小に舞い降りた天使かよ!」

という感嘆(かんたん)の眼差(まなざ)しを、

W先生に送っておられました。

少しだけ、

村瀬のぱっちり二重が緩(ゆる)み、

一重に近づいた気がしたのでした。

W先生、

東小の子どもたちのため、

これからどうぞどうぞ、よろしくお願い致します。

それでは、また。