校長先生、来て!来て!
2023年6月9日 09時43分6月9日(金)曇り
午前9時35分。職員室入口。
「失礼します!校長先生は、みえますか?」礼儀正しい児童の声。
「珍しいなあ。私に用事があるなんて・・・」と、校長室から顔を出してみると・・・。
児童がテンションMAXで「あっ!校長先生、いたいた!早く、来て!来て!」とせかします。
まだ状況がよく呑み込めません・・・?
私 :「どうしたの?」
児童A :「出た!出たの!!」
私 :「出た?何が??」
児童B :「チョウです!チョウが生まれました!」
あっ・・・!3年3組の、あのさなぎか・・・!(以前、HPでも紹介しました)
子どもたちが、羽化の瞬間を知らせに、わざわざ呼びに来てくれたのです!
カメラを片手に、急いで3年3組に向かうと、学級はこの騒ぎ・・・。
まさに、ツマグロヒョウモンがさなぎから羽化し、羽を伸ばして乾かしているところです!
羽を広げると、内側はオレンジになっています!
ツマグロヒョウモン
【識別】後翅表の縁の黒帯と裏面の模様が特徴。メスは表の縁が黒い
【分布】本州・四国・九州
【時期】4~11月(多化性)
【食草】パンジーや各種スミレ類
【生息環境】人家や公園、農地周辺などの明るい草原
【庭に呼ぶために】パンジーやビオラなどのスミレの園芸種の花壇をつくると、発生しやすい
待ちに待った生命の誕生に、子どもたちも大喜びです!
学級みんなで、温かく見守りました!
学級のロッカーの上の虫かごには、順番を待つかのように、多くのさなぎがその時を待っています!
生命の神秘さに立ち会えたこと。そして、それを見守る子どもたちの温かい眼差しを観れたこと。
とても素敵な週末の学習となりました!
【文責】ツマグロヒョウモンさん、3年3組32名の子どもたちの期待に応えてくれて、ありがとう!大空に羽ばたいていっても、この教室で過ごした時間を、忘れないでくださいね~!校長より