たった3円だけど・・・、いい?【赤い羽根募金】
2024年10月31日 08時39分10月28日(月)~31日(木)午前7時55分~午前8時10分まで 小学校昇降口
高齢者や障がい者などを支援する様々な福祉活動に役立ててもらおうと、児童会が中心となって赤い羽根共同募金活動が行われました。
事前に、児童会役員が各学級に出向いて、募金活動の意義や趣旨について説明したり、お昼の放送で募金活動を呼びかけました。その活動の様子をご紹介します。
ある日の募金活動の時間に、こんなドラマがありました。
募金を呼び掛ける児童会役員のみなさんから随分離れたところに、低学年の女子児童が、募金活動の様子を見ながらひとり立っていました。
私:「あれっ?募金するのかな?お金を募金箱に入れづらいなら、校長先生が一緒に行きましょうか?」と声を掛けると・・・
低学年女子:「校長先生。さっき、6年生の子は、たくさんのお金を募金してたの。私は、たった3円しかないけれど、3円でもいいの?」と、握りしめたグーを開いて1円玉3枚を見せてくれました。
私:「いいですとも。いいですとも。募金はね、その人ができるだけの応援する気持ちで行うものだから、あなたの3円は、きっとあなたの思いが通じますよ。竹小みんなで募金しますから、みんなの気持ちをひとつにしましょう!」というと、
低学年女子:「うん!入れてくる!」と言って、募金箱の方に走っていきました。
児童会のみなさんが、大きま声で「ありがとうございました~!」というと、こちらを振り返って手を振って教室の方へ走っていきました。
(きっとあの3円は、あの子のお小遣いの中から、あの子の意志で持って来たんだろうな~)と思うと、とても胸が熱くなると同時に、目頭も熱くなってきたので、慌てて校長室に戻りました。
募金した金額はそれぞれでも、募金に寄せて思う想いは、みんな同じなんだなあ・・・。
4日間の募金活動、児童会役員のみなさんお疲れさまでした。
そして、募金してくれた竹っ子のみなさん、ご協力ありがとうございました!
【文責】「たった3円。されど3円。」教育現場における募金活動の教育的意義の大きさをしみじみと感じた校長より