2年生が生活科の学習で、4~5人のグループに分かれて校区にある公園を探検しました。保護者の方(44名)にボランティアとしてご協力いただき、それぞれのグループについて子どもたちの安全を見守りながら、「まちたんけん」に参加していただきました。
香久山区のある「株山中央」「すずかぜ」「そよかぜ」「いわ」「ひだまり」「こもれび」公園、岩崎台区にある「もみじ」「けやき」「みゆき」公園のうちの2,3つを目的地として、グループごとにルートを考えて探検に出かけました。
登下校や帰宅後の遊びの中で、普段目にしている所でも、今日は探検ということで周囲をよく見ながら歩いたので、「こんなの、あったかな?」「初めて見た」「何、これ?」と数々の発見をしていました。
周囲の植物に興味をもって観察しているグループ。公園のモニュメントをタブレットで撮影しているグループ。どんなお店があるかを調べているグループ。「牛乳のマークだよ」と看板の秘密に気づいたグループ。探検によってたくさんの発見を学校に持ち帰ることができたと思います。
私も、子どもたちの様子を見るために、まずは、学校の東側の香久山古窯のある「すずかぜ」公園から探検に出かけました。探検目標は、9つの公園を制覇すること。
1時間半の探検の中で、子どもたちと同じようにたくさんの発見をしました。外から香久山小学校を眺めてみた風景に新鮮さを感じたり、樹木でいっぱいだった林が造成地に変わりつつある光景に驚いたりするなど、多々感動することがありました。中でも、グループに出会うたびに保護者ボランティアの方が子どもたちをよく見てくださっていることに感動しました。ルートを間違えていると「こっちでいいの?」の声をかけてくださったり、「少しお茶を飲んでよ。」と優しく気遣ってくださったりするなど、温かく愛情をもって見守っていただいたことに感謝するばかりです。また、大通りから道を1つ中に入ると、とても静かで、玄関や庭先が花などできれいに飾られていて、歩いていて心地よく感じられました。改めてこの学区の人や街の素晴らしさを肌で感じることができました。
天候が怪しくなってきたなと思いながら、最後の目的地の中央公園から帰ってきたときには汗をたくさんかいていました。やっぱりお茶を持って行けばよかったなと後悔をしました。
集合時刻の11時45分までに戻ってきたグループは大雨にならずぎりぎりセーフでした。3つほどのグループが間に合わず雨に降られてしまうことになりましたが、最後まで保護者の方の温かいサポートを受けながら無事に探検を終えることができました。
保護者ボランティアの皆様、本当にありがとうございました。
3限に、5年生が「届けよう 服のチカラ」プロジェクトの出前授業を受けました。今年度、5年生の総合的な学習では、国際理解や社会貢献などをテーマに、1年間学習することになりました。その1つとして、本日の出前授業が設定されました。お馴染みの衣料品会社を傘下にもつ株式会社ファースト・リテイリング事業経営支援部の中山様が遙々東京からお見えになり、子どもたちに講話をしてくださいました。
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の17の目標の中の12番目の『つくる責任 つかう責任』で取り組んでみえる1つのプロジェクトが「届けよう 服のチカラ」です。総合的な学習の一環として、このプロジェクトに参加しようということで出前授業に来ていただきました。
プロジェクトの内容は、着なくなった服を集めて難民や貧困等で生活に苦しむ子どもたちに送るというものです。授業では、このプロジェクトの内容の前に、私たちの生活形態の衣・食・住の衣に着目して、その必要性やそれから得られる効果等について学習した後、難民や世界で生活に苦しむ人々の様子について話や映像を通して説明していただきました。映像では、着なくなった服が回収・輸送され、現地で渡されてその服を着て喜ぶ子どもの姿までを追ったものが紹介されました。
私も授業を受けさせてもらい、大いに勉強になりました。特に印象に残っているのは、現地の子どもたちが受け取った服をまとい、鏡の前で嬉しそうに友達と何度も眺め合っている姿でした。その映像を見ていて、胸が熱くなりました。このプロジェクトは、ただ不必要になった服が必要とする人に渡り、再使用されるだけの活動ではないと感じました。服を着て喜ぶ姿には、本当に幸福感が満ち溢れており、単に物が満たされるだけでなく、人の心を明るく幸せにするところに、このプロジェクトの意味があることに気付かせてもらいました。服から幸服(こうふく)へ。だから、「服のチカラ」なのだと思いました。
子どもたちにはどのように映ったか、また心に響いたか分かりません。でも、このプロジェクトに参加することで、“人に喜んでもらえることができる”、“人のためになる”ということは理解してもらえたように思います。子どもたちの積極的な参加を期待するところであります。
今朝、香久山古窯側のT字路の交差点での登校指導を終え、東門に向かってゆっくりと歩いていると、目に留まるものがありました。ツツジの上に赤い粒々の実。野イチゴでした。実の下の茎を見ると小さいトゲが点々と付いていて爪で少し削り落としてちぎり取りました。小学生の頃、学校までの行き帰り道端の草むらにあり、よく取って食べていたのを思い出しました。甘い実だろうと選んで食べてみても、酸っぱいものばかりで、今度こそはといくつか食べてはみるものの酸っぱくてあきらめたことを懐かしく思いました。
学校に帰って出会った2年生の子に見せると、「あっ、ヘビイチゴだ。」と言って触ろうとしたとき、茎のトゲに触れてちくっとしてびっくり。「みんなに見せてあげてね。」と言って渡しましたが、その後はどうなったか・・・?
気になって調べてみると、バラ科キイチゴ属のナワシロイチゴという植物で、6~7月に甘酸っぱい実を付けるそうです。バラ科なのでやっぱりトゲがあるんだなと思いました。ヘビイチゴは円い形の実で、野イチゴのほとんどは白い花が咲くのに対して、ヘビイチゴは黄色い花が咲くという違いがあるそうです。
今度は、3年生の子に呼ばれました。「校長先生、ホウセンカが白くなっている。」と驚いた様子で話しかけてきました。今、3年生が職員室の前あたりで、一人一人自分の植木鉢でホウセンカを育てています。その場所に連れていかれると、確かにホウセンカの葉が白くなっていました。隣りのものと比べてみても明らかに白い葉でした。どのホウセンカを見ても白い葉なのはこれだけでした。
「不思議だね。急に白くなったわけではないよね。」といろいろ聞いてみましたが、声をかけてきてくれた子のものではなかったので、詳しいことは分からないようでした。「一度、調べてみるといいよ。」と声をかけておきました。
「気づく」子どもの姿を見てうれしく思いました。この「気づく」能力は、学習においても、また生活の上においても、とても大切なものです。「気づき」によって、学習に深まりが生まれ、また人と人とのコミュニケーションが生まれ、そして相手の気持ちが理解でき、寄り添うことが可能となります。今後も子どもの「気づき」をたくさん育んでいけたらと思います。
今日、1~3限に5,6年生が体力テストを実施しました。運動場では、50m走とソフトボール投げ、体育館では立ち幅跳び、長座体前屈、反復横跳び、上体起こしの種目を行いました。20mシャトルランと握力測定については、体育の時間に実施して記録をとることになっています。
朝から天気が良く、時間が経つとともに気温も上昇して、動くと汗ばむほどになる中、運動場では手足を素早く連動させて50mを走ったり、角度に気をつけながら腕を大きく振ってボールを投げたりして、自己ベストを目指して頑張っていました。また、体育館では、柔軟さを生かして身体を曲げて測定器を移動させたり、限られた時間内に左右にリズム良くステップを踏んだりするなど、全身を使って運動をしていました。反復横跳びを終えた後、ハアハアと息を荒げながら座り込んでしまう子どもも見られ、一生懸命さが伝わってきました。
そんな子どもたちの姿を見ていて、「体力テスト1級」を目指して記録にこだわってやっていた小学校の頃の自分を思い出しました。運動能力テストと体力診断テストの2種類に分かれていて、斜め懸垂やジグザグドリブルがあり、立ち幅跳びではなくて走り幅跳びだったような気がします。各種目20点満点で記録に応じて細分化されていて、運動能力テストは○級、体力診断テストはA~Eといった判定がされていたように思います。身体の堅い自分は体力診断の方は苦手でした。
子どもたちは水筒を持ち歩いて、こまめに水分補給をして熱中症予防に気をつけていました。大きなけがもなく、無事終えることができました。明日以降4年生以下の学年が今週実施する予定となっています。
今日、1・2組、3・4組と2つに分かれて、1年生がプールに入りました。
先週、高学年が入り、入場からプールサイドまで、水泳後から学校に帰るまでの子どもの動線を確認しながら、より良い方法を模索してきました。それを生かして、いよいよ1年生というわけでプールに入りました。高学年よりも更衣の時間を少し長めにとりました。更衣のところで多少のことはありましたが、比較的順調に水泳指導ができました。
勝手にチーム名を付けてしまいましたが、水に慣れるチーム(男・女)、面付けチーム(男・女)、ビート板チームの5つのグループに分かれて約1時間のメニューでした。
水に慣れるチームは、両腕に浮き輪を付けてプールサイドに腰かけたりつかまったりしてのバタ足や歩いて面付けの練習をしていました。面付けチームは、初め移動しながら上にジャンプして沈むという水慣れをしてから、3mくらいの距離を面付けでの蹴伸びをしたり、ビート板を使ってバタ足の動かし方を教えてもらったりしました。ビート板チームは、ビート板を使ってバタ足で泳いだり、お腹に浮き輪を付けてビート板で息継ぎをしながらバタ足で泳いだりしました。
それぞれのレベルに合わせて、インストラクターの方が丁寧に教えてくださいました。学校に帰る道中、子どもたちが「気持ちよかった」「楽しかった」「また入りたい」と私にいろいろ話しかけてきてくれました。きっと水が好きになったと思います。体調が思わしくなく入れなかった子以外は全員水泳指導に参加しました。
今年度、日進市の助成を受けて日進市内小学校の先駆けとして、本校の水泳指導を株式会社コパン様のプールで行うことになりました。当初の計画より開始が遅くなりましたが、本日、水泳指導が始まりました。
初日の今日は、5,6年生の1学級ずつがグループになり、1・2限、3・4限、5・6限にそれぞれプールに入りました。
教室で検温を行った後、水着に着替え、その上に体操服を着て、整列をしてコパンに向かいました。更衣のため、男女10人ずつ区切って建物に入りました。当然、入場のときには手指消毒をしました。更衣室から出てきた子どもたちは準備運動をしてから順にプールに入り、簡単な泳力チェックを受けて、泳力別に3つのグループに分かれました。ビート板を使って、クロールの手のかきやバタ足の練習をして基本的な部分を確認してから、息継ぎを練習したり、クロールで25mを泳いだりするなど、段階的に進めていきました。手のかき方やキックの足の使い方、息継ぎの顔の向きなど、インストラクターの方が気づいたところを子どもたち一人一人に丁寧に教えてくださいました。約60分の水泳指導のメニューでしたが、運動量は相当なものでした。
水泳指導を終えた子どもたちから、「気持ちよかった」「楽しかった」という声が聞かれ、充実した時間を過ごせたようでした。また、中には「結構疲れた」という感想もあり、「昼から寝ちゃうんじゃないの?」と問いかけると、「かもね」と笑う一場面もありました。
コロナ禍にあっても、子どもたちに少しでも平常に近い教育活動をさせてあげたいという思いで、スタートした水泳指導です。
子どもたちの意欲的に練習に取り組む姿や水泳後の感想から、まずは実施してよかったと感じた次第です。今年度の水泳指導の回数は各学年2,3回とわずかですが、コパン様と協力し合いながら少しでも充実したものとなるように努めてまいりたいと思います。
※ 「健康チェックカード」の裏面に、水泳指導参加の可否について保護者の方に
記入していただくところがありますので、水泳指導がある日には忘れずにご記入
いただきますよう、よろしくお願いします。
本日、4~6年生の児童に『星空ニュース』という便りを配付しました。
3年生から下の学年については内容が難しくなるので、配付をやめましたが、保護者の方がHPをご覧になるかもしれないと思い、お知らせをいたします。
テレビ等でも報道されるかもしれませんが、明日、日本で皆既月食が見られます。また、今年の満月の中で最も地球に近づく満月ということで「スーパームーン」と呼ばれています。タイトルにあるように、なぜ「レッドスーパームーン」なのかと言いますと、皆既月食という現象によって月が赤銅色になるからです。
天気は良さそうなので、時間がありましたら、お子様と一緒にご覧になってはいかがでしょうか。
以下は、児童に配付した便りの抜粋です。(解説のための図は除いてあります。)
「レッドスーパームーン」を見よう!!
今年は、いつもよりかなり早く梅雨(くもりや雨の日が続く時期)になり、異常気象の年なのかなと感じています。明日の天気は、「晴れ時々くもり」。少し安心しました。6年生の皆さんには今朝少しだけお話をしましたが、明日26日の夜、東の空で月食が見られます。6年生の理科で、太陽と月のことについて学習しますが、今回のような月がすっぽり影に隠れてしまう皆既月食(かいきげっしょく)を見られる機会はあまりないので、皆さんにお家で眺めてもらいたいと思ってお知らせします。
今回の皆既月食は、月が地球に今年最も近づいた状態の満月「スーパームーン」といって一番大きく見える満月のときに起こります。少し難しい話になりますが、月は地球の周りをだ円軌道で周回しているため、地球に近づいたり遠ざかったりしています。
明日の名古屋の月の出の時刻は午後6時48分頃で、部分食が始まったつまりかけ始めた状態から東の地平線から上がってきます。皆さんの住んでいる辺りだと周囲の障害物等で7時過ぎにならないと月が見られないかもしれません。だんだんと欠けながら東の空を上がってきて、午後8時9分頃、月全体が地球の影に入ります。影に入ったからといって、月が見えなくなるわけではなく、赤銅色(しゃくどういろ)に染まった月が見られます。この状態が午後8時28分頃に終わり、しだいに月本来の姿が少しずつ見られるようになり、午後10時前に満月に戻ります。
どうして月食が起きるかについては、右の図にあるように地球の周りを移動している月が、太陽・地球・月の順で一直線上に並んだときに地球の影になるところを通るためです。ちなみに、太陽・月・地球の順で一直線上に並んだときには太陽が月で隠されるという日食という現象が起こります。
次回月食が見られるのは、2021年11月19日 部分月食、2022年11月 8日 皆既月食 です。
今年は、予想以上に梅雨入りが早く、驚いているところであります。香久山小学校の保護者の皆様には、日頃より本校の教育活動に対してご理解・ご支援を賜りまして、誠にありがとうございます。
本来ならば、PTA総会の折にご挨拶を申し上げるところでありましたが、コロナウイルス感染症の感染が拡大し始め、やむなく中止となり、ご挨拶できませんでした。また、PTAの理事会・委員会につきましても、その影響で先延ばしとなり、なかなかお話する機会がございませんので、HPにて一言ご挨拶させていただきます。
前任の宮道校長に替わりまして、令和3年度より香久山小学校の校長を務めさせていただきます志賀直仁と申します。昨年度まで教頭という立場で4年間、保護者の皆様や地域の方々と、PTA活動をはじめ、さまざまな場面で関わりをもたせていただきました。ご協力を賜りましたことに、厚く感謝申し上げます。立場は替わりますが、引き続き保護者の皆様や地域の方々のご支援をいただきながら、香久山小学校の子どもたちの教育のために尽力してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、去る4月6日(火)に118名のかわいらしく元気な新1年生が入学しました。そして、7日(水)には、始業式を行い、692名の児童と55名の教職員で、令和3年度の香久山小学校がスタートしました。朝の登校指導や教室巡回の際は、子どもたちは「おはようございます」と挨拶をしてくれます。時には「教頭先生、あっ違った」という子どももいますが、間違えてもとにかく声をかけてくれる、子どもたちのその心がうれしくてなりません。本当に元気な子どもたちの姿を見ていると、一日でも早くコロナウイルス感染症が収束し、平常時の学校生活に戻ってほしいと願う気持ちになります。
保護者の皆様に、1つだけお願いしたいことがあります。それは、お子様が家を出るときに、「行ってらっしゃい」と声をかけていただきたいということです。それぞれご家庭の事情がありますので、「絶対に」というわけでなく、「可能であればぜひ」ということであります。おうちの方の温かい一声で送り出していただけると、子どもたちは「よし、頑張るぞ」とスイッチが入って学校に来れるのではないかと思います。子どもたちが元気に過ごすためにはご家庭のご協力がないと成り立ちません。朝のお忙しい時間ではありますが、可能であればちょっと時間を作っていただけたらと思います。
お子様が「学校が楽しい」と喜んで登校してもらえるよう、教職員一同努めてまいりたいと思いますので、本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。