本日5・6時間目、JICA(国際協力機構)より、上田敏博先生を講師としてお招きし、
出前授業を行いました。
1学期に続き、2回目の授業です。
本日のテーマです。
「他人事」ではなく「自分事」として捉えられるよう、上田先生はワークショップ型のプログラムを用意してくださいました。
まずは、「名刺で自己紹介」です。
限られた時間の中で、みんなが伝え合えるように各グループで考えて行うよう、指示が出ました。
これも、「相手のことを考える」ことにつながる学びですね。
その後、「参加型ワークショップ」の意義と約束をお話しいただきました。
自分も相手も大切にしながら積極的に参加して、みんなでよりよい考えを創り上げ、行動につなげていくことが目的であることがよく分かりました。
参加型ワークショップ①「コミュニケーションと協力」
グループで新聞紙を手でちぎって身体のパーツをつくり、動物に仕上げる、というゲームです。
喋らずに、という制約付きです。
前の友達が何の動物のどこのパーツか「想像」しながら創り上げていきます。
言葉を介さないコミュニケーションによって生じる問題を経験することで、
コミュニケーションの意義を考えるためのゲームでした。
参加型ワークショップ②「私たちがつくる! まちづくり」
今回のテーマにつながるワークショップです。
日進市の現状を鑑みて、話し合いました。
まずそれぞれが「私たちのまちのいいところ・悪いところ」を考え、
そらをもとに、「私たちのまちをもっとよくするための提案」を、
「ブレーンストーミング」の手法で検討し、発表しました。
無関心にならず、考えること。
そしてそれを行動に移し、歩みを進めること。
その第一歩となる大切な時間とすることができました。
20年後、子どもたちが社会の中心となっているであろう時代に、
その社会参加の姿勢を忘れず、
日進市に限らず、日本を、世界を、よりよくしようとする気持ちで、
活躍してくれることを願ってやみません。
また、上田先生は子どもたちの意見を常々肯定的に受け止めたり、
良い意見に対しては大いに称え、意欲的に参加しようとする気分にしたりと、
「ファシリテーター」としての役割を見事に果たされていました。
「アクティブラーニング」が求められている学校現場で働く私たち教員にとっても、
大変学びの深い時間となりました。
上田先生、ありがとうございました。
文責:教務主任