先生たちがブツブツブツ…(令和3年度)

交通誘導員として。

2021年7月16日 17時22分

こんにちは、村瀬です。

本日は、すかっと晴れ渡っております。

今週は、急変してばかりの気候でしたね。

すさまじい降水と雷鳴の日が続きました。

 

月曜日に至っては、

子どもたちの安全を考え、

急遽引き渡し下校をお願いしました。

教室までご足労を願うのは心苦しいところでしたが、

混乱を多少なりとも避けるため、

やむをえず、その形となりました。

ご協力いただいた多くの保護者の方々に、

深く御礼申し上げます。

 

加えて、

当然ですが、

駐車場が混雑してしまい、

それをうまくさばけず、

スムーズに出入りさせられなかった事に対し、

お詫び申し上げます。

ごめんなさい。

 

さて、ここからは、

言い訳です。

ご承知の通り、

本校は人手が少なく、

このような事態になったとき、

対応にあたることができる人員が、

わずかでございます。

月曜日も、

駐車場の誘導を、

村瀬一人でさばかねばならぬ状況でした。

 

次々と押し寄せる、迎えの車。

次々と引いていく、帰りの車。

空いたところに誘導しつつ、

進行をとめつつ、

校内にいれつつ、

校外に出しつつ。

次第にわけがわからなくなってきます。

おまけに、校門のすぐ脇に、

近所の工事関係の車両が止まり、

渋滞が巻き起こりやすい状況ときておりました。

降りしきる雨の中、

校門に至る坂道をダッシュで上り下り。

頭の片隅で、

はるか昔、

野球部だった頃、

こんな練習させられたなあ、

なんて懐かしさに浸っていたら、

さらに渋滞が。

 

さらにもう一方の頭の片隅では、

工事現場や大型ショッピングセンターで活躍している、

交通誘導員さんの方々を思い浮かべていました。

こんな数とは比較にならない台数を、

的確に誘導していく姿は、

まさにプロフェッショナルです。

きっと様々なコツがあるのでしょう。

あんな風にさばけたらかっこいいよなあ、

なんて憧(あこが)れを抱いていたら、

ますます渋滞が。

 

ということで、

多くの方々にご迷惑をお掛けしてしまったのでした。

 

「へたくそー! どんな誘導してんだー!」

とか、

「なんでこっちを先に行かせないんだー!」

とか、

「お前が雨降らせてるんだろー!」

など、

怒号に襲われて当然とビクビクしていたのですが、

誰一人、口には出さず、

村瀬の無茶苦茶な誘導に従ってくださいました。

 

それどころか、

「先生、お疲れ様」

とか、

「風邪引かないでくださいね」

とか、

「雨は先生のせいじゃないよ」

など、

とても温かいねぎらいの言葉をいただきました。

言葉だけではなく、

深々と頭を下げていただいたり、

路上駐車の車両を移動するように、

関係者の方に連絡していただいたり、

「村瀬一人じゃ無理だから、助けてあげて」

と、Y先生を呼びにいってくれたりと、

行動でも支えていただきました。

その相野山小学校らしい思いやりに、

降りしきる雨でごまかしながら、

号泣しておりました。

それに、

パンツまでびしょびしょになっておりましたが、

こころの芯をしっかり温めていただきました。

 

遅くなってしまいましたが、

改めて感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

さて、

そんな素敵な保護者の方にならって、

村瀬は心に誓ったことがあります。

それは、

今後、交通誘導員さんにやさしく接する、

ということです。

どれだけへたっぴな誘導であっても、

雷雨の中の自分を思い出して、

おおらかな気持ちで接していきたいと考えています。

もし横柄な態度をとっている村瀬を見かけたら、

びしばし叱ってくださいませ。

 

それでは、また。